全国各地の特急列車に乗ることが趣味の一つだと私が言うと、「先生の一番好きな特急列車は何ですか?」とよく聞かれます。お気に入りの特急列車はいっぱいあるんですが、やはりナンバーワンでダントツに評価が高いのは、水戸岡鋭治(みとおかえいじ)先生がデザインした特急「ゆふいんの森」号です。JR九州のD&S列車(デザイン&ストーリー=観光列車)の先駆けとなった列車ですね。ドーム状の前頭部や、オリーブ・グリーンの車体色に金色帯を配した外観は、従来の鉄道車両にはない斬新さでした。私は昨年秋、由布院を訪ねたときに「ゆふいんの森3号」に乗りました。⇒詳しいレポートはコチラです 昨年7月からは新型車両が5両編成で運行しており、今度はこれに乗ってみようと思っています。
まず第一に、この列車に見られる木のぬくもりと洗練されたモダンなインテリアに惹かれます。 車内に入るといきなり階段があり、ハイデッカー構造となっています。客室の床はすべて
自然木の美しいストライプです。座席(格納されているテーブルも)や壁やいたるところに木のぬくもりを感じることができます。自然木の肘掛けが付いたリクラインニング・シートも落ち着きを感じます。間接照明や手元照明もまるでホテルにいるような感じです。期待値以上のものがこの電車には用意されているので、まるで電車の中が観光地であるかのように、車内を楽しく散策できるのもこの電車の大き
な特徴でしょう。私も座席を離れて、展望室、ビュッフェ、洗面所、喫煙室、ブリッジ、などうろうろと歩き回っていました。日本中でこんな「歩き回りたくなる」電車は見たことありません。ほとんどの特急列車はいったん席に腰を下ろすと、目的地まで座席に座ったままのことがほとんどですものね。車内の「のれん」や籐で編んだ「ゴミ箱」も車両にマッチして、水戸岡先生のこだわりを感じました。














