social/ society/ socially

◎気になる訳語!social

 毎年入試の長文問題を読んでいる中で、すごく気になっている単語があります。socialという単語です。頻繁に出てくるんですが、生徒はあまり深く考えたことがないみたいです。生徒は機械的に「社会の、社交の」と訳して終わりです。その中身が分かっているのか?と問うことにしています。society「社会」socially「社会的に」と何も考えずに機械的に処理するだけです。今までいったい何のことなのかチンプンカンプンでさっぱり分からない訳文も、いっぱい見てきました。この単語は、ヒトとヒトとのつながりから価値ある情報を生みだし、それを共有するこを意味しています。私は授業では、「人+人+人+人・・・・・・」と考えるように伝えています。人がいっぱい集まった場所societyと言い、人と人とのつながりを指すのがsocialです。これなら、今流行のsocial distanceも「人と人との距離」を取ること、とはっきりイメージできますね。***social personといえば、「頻繁に人に会う」ような友だちの多い人を指しています。よく出てくるsocial skillsも「人と人とがうまくやっていくために必要なこと」と考えればよく分かります。私は授業で生徒たちに、social skills の具体例を挙げてもらって理解を深めています。学校の成績がよいだけでは社会に出ても、うまくやっていくことはできません。いろいろな場面でのsocial skillsが問われてきます。sociallyは「人と人とがからみあいながら」とイメージしておけばよいでしょう。socialの語源を溯っていくと、ラテン語の、“socius”(仲間、友)に行き着きます。

***   最近よく耳にするsocial distanceという言葉の使い方には、注意する必要がありますので、補足しておきます。そもそもsocial distance(社会的距離)は、社会学において、「社会的に距離を置くこと」で、特定の人や信条などを排除するイメージです。人が社会の中で、人種や性別、階級などの異なるグループの人たちに対して距離を感じることを言います。

 それに対して、他人とある程度一定の距離を保ちましょう、という意味でのsocial distance「動詞」であり、「物理的な距離をおく」ことです(2m?)。これを「名詞」で使う場合にはingをつけてsocial distancingと言わなければいけません。WHOではより明確に「物理的な距離を置くだけだよ」と示すために、physical distancingと表現していますね。⇒両者の微妙な差に関してはコチラの記事を参考にしてください。 都知事を始め、マスメディアではごっちゃにしてしまっていますが、social distancesocial distancingは、明確に区別しなければいけません。♥♥♥

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