「ラウサード」

◎週末はグルメ情報!!今週はホテルレストラン

 城下町・松江のシンボル的国宝「松江城」から目と鼻の先の宿泊施設ホテル「サンラポーむらくも」内に、2024年5月21日、新しいレストランがオープンしました。お店の名前は「LAUT 3rd(ラウ サード)」松江市西浜佐陀町「イングリッシュガーデン」内にあるラウ」さんが、ランチ&カフェをこちらでされるのです。人気レストラン「ラウ」らしさをそのままに、気軽にランチを楽しむ空間が「サンラポーむらくも」内にオープンしました。次第に観光需要が回復する中、その客足を取り込みたいとウェディングレストラン「ラウ」「サンラポーむらくも」が連携しました。早速足を運んでみました。

 ホテルに入って奥に進むとティーラウンジがあり、窓の外には日本庭園が見えてきました。明るく開放的な雰囲気です。ここはカフェタイムにも利用できるそうですよ。実はこの場所は普段は「レストラン彩(あいろ)」が営業しているのですが(北高時代にはよく宴会でサンラポーを利用しましたが、あまり美味しくないことで有名でした)、平日限定でお昼とカフェタイムの間だけ、「LAUT3rd」が営業します。朝と夜は「レストラン彩」で、店員さんによれば、平日お昼と午後は「LAUT 3rd」、時間帯によって店名を変え営業されるそうです。平日はこちらで、週末はイングリッシュガーデンで結婚式のイベントなどで営業されるそうです。

 ランチを頂くこの席からも素敵な日本庭園が眺められます。お肉とお魚が選べるランチ、限定のステーキセット、ハヤシライスに季節の特製カレー、茶そばと豆腐のボタニカルプレートなどがあります。ちなみに茶そばと豆腐のボタニカルプレートはヴィーガンメニューだそう。工夫を凝らしたメニューで松江らしさをアピールします。

▲席から素敵なお庭が

▲このしじみのポタージュが絶品だった!

 私は「とろっとたまごハヤシライス」(¥1,700)を注文しました。まず初めに出されたのは「しじみのポタージュ」(写真上)です。しじみの旨味とミルクたっぷりの優しい味わいを感じる、サラッとした舌触りのポタージュで、これは実に美味しかった。次に出てきたのは、「とろっとたまごのハヤシライス」しまね和牛の入ったコクのあるハヤシライスソース。まろやかで奥深い味がします。チキンライスの上には半熟の目玉焼きと、ふわとろのスクランブルエッグが。「黄身を割って、トロリとしたところをチキンライスに絡めて食べて下さい」と店員さん。しまね和牛が口の中でほろっととけてハヤシライスを引き立てます。付け合わせの地元の野菜は6種類も使われていました。タケノコは炊いて、ブロッコリーは茹でて、調理法もさまざまです。蒸しキャベツは生で食べるより更に甘みがアップ!赤紫色をした葉は、トレビスという紫キャベツに似た野菜なんだそうです。美しい盛り付けも印象に残るぜいたくなひと皿でした。ドリンクで出てくるコーヒーもおすすめです。コーヒーは京都にある駒谷珈琲(BLUE COFFEE)から取り寄せておられるそうです。鳥取にもこちらの豆を使われているお店があるそうですが、島根県では「LAUT 3rd」が初上陸なんだとか!豆の芳醇な香りとまろやかな舌触り、濃厚で深いコクを感じる、普段味わうことのできないようなコーヒーでした。

 あまりに美味しかったので、今日もう一度行ってきました。ランチセット(¥3,000)をいただきます。前菜はハモ。例のしじみのポタージュ。メインは鴨肉野菜。最後にデザートのアイスクリームとブルーコーヒー。満足でした。開店時刻にお邪魔しましたが、先客がおられ、その後も続々と団体客が入って来られました。

 コロナ禍でしばらくレストランを休業していた「サンラポーむらくも」がお店を再開することになり、そのタイミングで「ラウ」に、ここでランチ営業をしてほしいとお声がかかったのだそうです。サンラポーむらくも1階の「レストラン彩」は、コロナ渦や人手不足もあり、宿泊されるお客様だけに食事を提供していました。これからは宿泊客だけでなく、食事やカフェの利用だけでも気軽に来てもらえる場所になれば、という思いを受け、この度レストラン「LAUT(ラウ)」が新しくお店を出すことにしたそうです。「レストランLAUTのイメージを残しつつ、旬の食材なども取り入れ、食事で季節を感じてもらえるものを提供できれば」「松江城の麓でもあるし、地元の方はもちろん、観光客の方に楽しんでもらいたいです。カフェは毎日でも来られるようなアットホームな場に出来たらと思っています」と意気込んでおられます。ちなみにお店の名前ですが、ここが3店舗目の「LAUT」ということで、「LAUT 3rd(ラウ サード)」という名前にしたんだそうです。限りない食の魅力で松江市の中心街・松江城周辺のにぎわいづくりに貢献したいと意気込んでおられます。♥♥♥

 

カテゴリー: グルメ パーマリンク

コメントを残す