GTスピードリーダーデック 

 初めてトランプ手品を覚えたての頃、トリックス製(東京駅の真ん前のビルの2階にお店がありよく通いました。今は閉店)のプラスチック製「マジック・トランプ」に夢中になっていたことがありました①裏からカードの種類が分かるマークテーパー加工により、1枚だけ華麗に抜き出すことができる、という特徴を使っていろいろとやったものです。その後、①は「マークド・デック」と言い、②は「ストリッパー・デック」という名前で販売されていることを知りました。だいぶん腕前が上達した頃、メンタリストテッド・レスリー「マークド・デック」が発表になり、のぼせて演じたものです。カード大好き人間にとって、ある意味最強の兵器がこのマークド・デックです。選ばれたカードが一瞬にして分かってしまうのですから。

 U.S.Playing Card社から、GTスピードリーダデック」というマンダリンデック(赤裏・青裏)のマークド・デックが発売になっています(ギャレット・トーマス考案。それでGT)。最大の違いは、カード裏のマーキングが、ボリス・ワイルドなどの従来のものとは逆の「左下と右上」にあることです。大した違いはないとお思いでSpeedreader Deckしょうか?実際に日々演じられているプロの方々は、前々から気が付いていました。今の「左上」にあるマーキングですと、デックを広げて観客に取ってもらう時に、ちょうどその位置が観客の指先で隠れてしまうことを…。デック下半分を手に持って、カードのコーナー(右上)をはじいていってストップを掛けてもらう時には、右上コーナーは見えますが肝心の左上は全く見えないことを…。デックをテーブルにスプレッドした時に、マジシャンは左上にあるマーキングが観客に見えてしまう、分かってしまうのではと内心ヒヤヒヤしていました。でも、この「GTスピードリーダー・デック」では、観客の目線から離れた左下にはっきりとしたマーキングがありますので、通常の「マークド・デック」を知っている観客にも気がつかれませんので安心です。プロマジシャン仕様ですね。マーキングは本当に簡単に素早く読めます。裏からすぐにカードが分かります!Geniiの最新号には、このデックの1ページ大の全面広告が出ており、”FASTER, EASIER & SMARTER MARKED DECK”とうたっていました。 ♠♣♥♦

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