タクシーの小銭

詳細を表示 私は松江北高で、唯一運転免許を持たない教員です。どこへ行くにもタクシーを利用します。私の母親は、生前、毎日タクシーで病院に通っていましたが、小銭のお釣りをもらわない人でした。わずかなお金ですが、運転手さんは喜んでくださっていました。私の転勤のたびに、地元のタクシー会社からは、中元・お歳暮が届いていましたから。私も母にならって、お釣りはもらいません。あまりにも親切にしていただくと、チップをはずみたくもなります。目的地に無事に連れていってもらって有難うございました、という気持ちです。感謝の気持ちは、幸せへの入り口ですから。

 イエローハットの創業者・鍵山秀三郎(かぎやまひでさぶろう)さんは、タクシーの小銭のお釣りはもらわないと聞きました。理由はなぜだと思いますか?なぜかというと、もちろん運転手さんへのお礼の意味もありますが、次に乗る人が気持ちよく対応してもらえるのではないかと考えての事だそうです。この「次の人のことを考えて」というのがすごいな、と感心しました。利他」の精神ですね。運転手さんが気分良くなって、こちらもいい気持ちで降りられ、次のお客さんも幸せな対応をしてもらえるのなら、こんなにいいことはないですよね。鍵山さん(「トイレ掃除」が有名です)の本は面白く読んでいるのですが、感心することしきりです。

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