Bruce Bernsteinの“PSI-DECK”は、もうずいぶん前に(2001年)アメリカから直接購入しましたが、当時$100もしました。デック一組に一万円以上するのですから、ずいぶんお高いように思いますね。でも、マックス・メイビン(マックス名人, Phil Goldstein)さんもおっしゃっておられるように、このギャフ・カードを作る手間を考えたらお安いもんです。プロのマジシャンの多くが激賞しています。作者のBruce Bersteinが15年以上にもわたって演じてきたものですが、その秘密は完全にガードされていました。その彼が惜しみなく秘密を発表してくれたのです。
まず、観客に一組のデックを示します。全部異なるカードです。デックの真ん中にゴムバンドをかけて、バラバラにならないように固定します。マジシャンがデックをはじいていくので、まず一人目の観客に、
好きな所へ人差し指をはさんでもらって、その部分のカードをしっかりと覚えてもらいます。ちょうど、デビッド・ホイの“Tossed Out Deck”の要領ですね。今度は再び、二人目の観客にも、同様に一枚のカードを覚えてもらいます。さて、ここでマジシャンは精神を集中して観客のカードを読み取ろうとします。……そして見事に、二人の観客の覚えたカードを当てて見せます! (拍手) さらに今度は、デックを上から一枚ずつテーブルに裏向きに置いていきます。三人目の観客に好きな所で「ストップ!」をかけてもらいます。ストップのかかったカードを観客にはっきりと示して覚えてもらいます。ここで、最初からテーブル上に置いておいた「予言の封筒」を示します。封筒の中には一枚のカードしか入っていません。封筒から出して表向けると、先ほど観客がストップをかけたカードに完全に一致しています。そんなバカな?と思うでしょうが、これが本当にできてしまう特殊デックなんです。100ドルもするだけあって、一枚一枚細工はかなり手が込んでいます。これを作れと言われても、チョット真似ができないでしょう。
ブラザー・ジョン・ハーマン(Brother John Harman)の“Final Aces”の 「ギャフ・インデックス」にヒントを受け、Chris Kenworthey の“Mastermind”に影響を受けて出来上がった傑作です。♠♣♥♦


