第3問B「不要文削除問題」

 2014年度のセンター試験の問題の中には、新しく盛り込まれた新傾向の問題が幾つか見られました。中でも、第3問Bの「不要文削除問題」は今までに全くない新傾向の問題で、決して難度は高くないのですが、初めて出会う問題ということで、面食らってうろたえた生徒諸君もたくさんいたことでしょう。私なりの解法は『2015進研[センター試験]対策英語重要問題演習 英語(筆記)』(ラーンズ)のナビゲータの中で述べておきました。「情報構造」に注目(新情報⇒旧情報⇒新情報)して、話題の拡大を見抜くというアプローチです。

DSCN4009 さて、『蛍雪時代』8月号水野 卓先生の「鉄人講師のセンター試験 傾向と対策ナビ」講座は、この第3問Bを取り上げておられます。駿台の水野先生が、どうこの問題を扱われるのか楽しみにしていたんです。「いらないもの」の探し方を、水野先生は次の2つのパターンにまとめておられます。

<パターン1>話題の”仲間はずれ”を探して正解をゲット≪易≫ ⇒1文ごとに「段落の中心話題」をチェック

<パターン2>”バトンミス”を発見して正解をゲット≪標準・難≫ ⇒段落内の「話題の流れ」をチェック

 勉強になりました。どっちのパターンかさえ見抜ければ、確実に正解にたどりつくことができます。決して難度は高くない問題ですので、要領をつかんで確実に得点したい問題です。詳しくは雑誌をご覧ください。この講座は本当に受験生諸君だけでなく先生方にもためになる記事です。ぜひご愛読ください。

大学入試センター」が公表している評価委員会の、平成26年度のセンター試験問題に対する「高等学校教科担当教員の意見・評価」でも第3問Bのパラグラフの構成力を問う問題や、第4問A・問4の文章構成力を問う問題は、ライティングやリーディングの実践的な能力を測ることのできる良問であると考える。今後も学習者と指導者の双方に英語学習の在り方を示唆するような出題を継続していただきたいとあります。「全国英語教育研究団体連合会」の意見・評価でも今年から当問Bに文脈に合わない不適切な英文を選ぶ問題形式が新たに導入された。大きな変更点ではあるが、前述にもあるとおり読解力や論理構成力を測るのに適した良問であると判断する。本文の総語数は昨年度とほぼ同じで、大きく変化することはなかった。出題されたテーマは小問毎に3つの異なるテーマであったが、いずれも日常生活の中の身近な話題であり特に問題点はなかったと思われる。この問題形式を維持して、しばらくは継続していただきたい。」また、当の「問題作成部会の見解」によれば今日、日本人学習者の談話能力の育成が強調されていることを踏まえると、英語の授業に教育的な示唆を与える問題と考える。」 (下線は八幡)

 間違いなく来年も出題される、と思います。みなさんはこの「問題評価委員会」の報告書を読まれていますか。私は、これが分厚い冊子で大学入試センターから発行されていた時からずっと読んでいます。今年も、本試・追試共に、マーカーを塗りながら反芻をしました。次年度の傾向がここから見え隠れするからです。これを受けて問題が作成されていることが伺えます。ご一読をお勧めしておきます。 ⇒コチラです

 松江北高では「夏季演習」真っ盛りです。私の行く3年生は1限から7限まで、今までと何ら変わらない生活です。チョット暑さと惰性でだれてきているので、喝を入れながら授業をしています。二流は「何とかなる」と考え、一流は「何とかする」と考える、という言葉を紹介しました。今日も私のブログをお読みいただき、ありがとうございます。多くの先生方から激励のメールをいただき、感謝しております。

カテゴリー: 英語指導に関して パーマリンク

コメントを残す