缶コーヒー

 コーヒーが体に悪い、というのはもう過去の迷信です。最近のコーヒーと健康に関する研究の成果によれば、様々な健康効果が実証されています。コーヒーを飲む習慣のある人には、生活習慣病やがんが少ないことがわかっています。さらには、眠気抑制効果、二日酔い解消効果、メラニン抑制効果、便秘予防効果、食欲抑制効果、血糖値抑制効果、脂肪燃焼効果、などが研究により証明されています。疲れた時の1杯のコーヒーには、心も体も深く癒されて疲れを残しません。いいアイデアや前向きな計画も浮かんできます。忙しい毎日の時間を止めて、コーヒーの深い香りと味を楽しむことは、体にも心にもいい影響が期待できます。

 さて、PHP』11月号(PHP研究所)の中に、「コーヒーを楽しむ」という特集記事がありました。その中に、「コーヒーが身近な飲み物になったのは、缶コーヒーの発明が大きな役割を果たしたと言えるでしょう。缶コーヒーを世界で初めて作ったのは、実は日本。UCC上島珈琲の創業者・上島忠雄氏が駅の売店でコーヒー牛乳を飲んでいたところ、電車が予定より早く出発することになり、残さざるを得ませんでした。(八幡注:当時はビンに入っており、ビンは返却しなければいけなかったのです)この体験から「いつでも、どこでも飲めるコーヒーを作れないものか」と考え、1969年、缶コーヒーの発売にこぎつけました。」という記述がありました。しかし、これは正確ではありません。世界初の缶コーヒーの開発者は、郷土島根県・浜田市出身の「缶コーヒーの父」こと三浦義武(みうらよし三浦義武たけ)さんです。旧制浜田中学から早稲田大学に進み、卒業後に東京で、お茶の販売店を開業した後に、コーヒー豆を販売し始めました。その後、1951年に故郷の浜田市で「ヨシタケコーヒー」を開店し、1963年から開発に取り組んだ缶コーヒー「ミラ・コーヒー」(ミウラとミラクルの造語とされる)を、1965年に発売しました。しかし資金難・訴訟のために約3年で製造中止となっています。翌年に上島珈琲の缶コーヒーが発売されています。去る11月29日に、浜田市で金沢大学全日本コーヒー協会が主催して、「コーヒー学入門」という公開講座が開かれたことで、再び三浦さんに注目が集まりました。ちなみに、金沢大学は、日本国内で唯一コーヒー学の単位を取得できる大学です。

DSCN4746 私も、コーヒー大好き人間です。朝食後に1杯、学校に行って1杯、夜1杯を欠かしません。それも「ブルーマウンテン」をこよなく愛して飲み続けてきましたが、この度の販売休止で大きな打撃を受けています。行きつけのUCCメルカードの店長さんによれば、向こう二年間は販売できないとおっしゃっておられました。まだ買い置きがあるので、何とか飲んではいますが、ほどなく切れてしまいます。残念です。店長さんは「新しく入るモカで辛抱してね」と優しくおっしゃいました。

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