A man is known by the company he keeps.

 『システム英作文』(桐原書店)の10課「態」に「人はその仲間によって知られるといいます」という英作文問題があります。生徒たちの中にはこの日本語が言わんとする意味がよく分からないと言う者もいます。友達を見ればその人がどんな人なのかがよく分かる、ということです。人の内面というものは、その人が付き合っている友達や知人などを見れば、知ることができるという意味です。人間というものは、自分と同じような性格、または願望を持った者同士でつるむ傾向があります。たしかに、真面目な性格の人には真面目な友人が、遊ぶことが何よりも大好きな人は、同種類の友人・知人に囲まれていることが多いですよね。「類は友を呼ぶ」(Birds of a feather flock together.)のです。

 こんな感じで、人間は周りの人間関係(=環境)によって人生が大きく左右されます。別にこれは子供の頃からに限らず、大人になってからでも同じことが言えます。社会に出てからも、付き合う人によって価値観や考え方、行動も変化していきます。これは付き合う人から大きな影響を受けることで、自分そのものが変化するからに他なりません。自分が変化すれば、その後の人生も変化していきます。つまり、人間はいくつになっても、どんな人と付き合っているかで人生の方向性が決まるんです。収入に関して言えばよく、「自分と親しい人間5人の平均年収=自分の年収」なんて言われ方をしたりもします。

 この問題、毎年、生徒が苦労する問題です。実はこれは英語の諺でして、A man is known by the company he keeps.”と書きます。the company he keepsとする「後置修飾」がポイントです。したがって正解は、It is said that a man is known by the company he keeps.となるわけです。


 ここで使われているcompanyは、「一緒に(com-)パン(pan)を食べること」が語源です。companyには、①仲間、②会社、③同伴、同席という意味があるのですが、「一緒にパンを食べる人」(=仲間)、「一緒にパンを食べる所」(=会社)、「一緒にパンを食べること」(=同伴、同席)と考えることで多義語の中身が見えてきますね。「語源」の勉強をすることで、このような「多義語」理解のヒントが得られる、というメリットは最近お話しました。⇒コチラです     companion(仲間)pantry(食料貯蔵庫)なども、ここから理解できますね。❤❤❤

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