Jack in the Box

 「びっくり箱」は、英語では「ジャック・イン・ザ・ボックス」(Jack in the box)と言います。なぜJack in the box”と呼ぶようになったかというきっかけは、実在の人物がモデルになっていると言われています。イギリスの13世紀にいた地方の領主が、病気や歯痛を「術」を使って治すことに優れていたことから、悪魔を一匹閉じ込めて持ち歩いているからと噂され、箱の中からその悪魔が飛び出す様子を、あのオモチャが表しているという由来話があるのです。箱の中から悪魔が飛び出してくるその様子を、ピエロが飛び出す「びっくり箱」が表しているというのです。

 この「びっくり箱」をモチーフにして、素敵なカード・マジックに仕立ててくれたのは、私が大好きだったイタリア人マジシャン&クリエーターの故・Aldo Columbini(アルド・コロンビニ、1951―2014)さんでした(⇒私の追悼文はコチラです)。当時はとても簡素な真っ赤な堅紙のカードで作られていたパケット・トリックでしたが、着想が実にユニークで、私も購入してよく演じていました。もちろんロイ・ウォルトン(Roy Walton)のあの有名なパケット・マジック「Oil & Water(オイル&ウォーター)」を、現代風に新しくアレンジし直したものです。このたび、The Magic Apple社より、ロイ・ウォルトン本人のご許可を得て、USPCC製のバイシクルのきれいなカードで再発売されました。早速購入です。

 8枚の黒の10赤のジャック(J)が、交互に混ざり合っていることをはっきりと観客に示します。そのうちの4枚のカードを、テーブルのカード・ボックスの中に入れて置いておきます。残った4枚のカードをもう一度見せて、確かに10ジャックが交互に混ざり合っていることを、観客にはっきりと示します。この4枚(10、J、10,J)を箱の上にかざしておまじないをかけると、次の瞬間、4枚のカードは全て10になってしまっています!お客さんに「では、箱の中のカードは何ですか?」と聞くと、必ず「ジャック!!」という答えが返ってきます。そしてカードを箱から出して、表向きにすると、4枚全てのカードが「びっくり箱」のピエロの絵柄のカードに変わっているのです(写真下)。まさに「箱の中のジャック」(Jack in the Box)なわけです〔ギャグ、笑〕。赤のジャック(J)は忽然と消えてしまいました!

・赤のJ(ジャック)が忽然と消えてしまいます。いったいどこに行ったのでしょうか??摩訶不思議!

・ラフ・アンド・スムーズではありません。使うのは間違いなく8枚だけのカードです。

・簡単にできます(使う技法はハーマン・カウントエルムズレイ・カウントのみ)。私は最後にもう一度、ダメ押しのーガー・カウントで検めを行っています。

・実にきれいなカラー印刷のカード(USPCC製)です。本家のコロンビニさんのカードの質とは段違いです。

・すぐにリセット完了です。

 商品には、演技の仕方を解説したDVDが付いてくるのですが、冒頭の映像で出てくるそうそうたるマジシャンたち(Tony Clark, Rob Zabrecky, Derek DelGaudio, etc.)のお笑い演技には、笑ってしまいました。今私が一番気に入っているパケット・マジックです。♠♣♥♦

カテゴリー: マジック紹介 パーマリンク

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

%s と連携中