『多読多聴マガジン』

    (株)コスモピアから隔月で出ている語学雑誌『多読多聴マガジン』の6月号が、AI特集「無料AIツールを英語力強化に使い倒す」を組んでいます。今話題のChatGPT、 New Bing、 DeepLなどのAIアプリを、英語力強化に利用しようという特集です。参考にできるところは、活用したく思います。

 最近のAIの進化はすさまじく、もはやお金さえ出せば大抵のことはできそうです。しかし、まずは無料でどこまでできるのかチャレンジしてみようというのがこの特集の主旨です。英語学習に役立てるには、自分はどこが弱くて、どこを強化したいのか、そのためにどのAIツールをどう使えばいいのかを知ることからスタートです。うまく使いこなすにはコツも必要です。たとえば今話題のChatGPTであれば、「TOEICテストで800点を超える鍵となる単語50をリストアップしてください」→「最初の1文字を小文字にしてください」→「品詞を付け加えてください」→「日本語訳を付けてください」のように対話を重ねていくことで、自分の理想の語彙リストに近づけることができることが紹介されています。Grammarly、Chat.D-ID、Otter、Eleven LabなどのAIツールの特性をつかんで、「自分仕様の英語力強化コーチ」として存分に活用することができます。次のような記事が見られます。

[記事1]  9つのAIツールの機能と始め方
[記事2]  最新 無料AIツール徹底活用法(岡本茂紀)
[記事3]  AIを活用して英語ライティングからスピーキングにつなぐ(門田修平)
[記事4]  ChatGPTで効果的なプロンプトを作るための3つのポイント

 何かと話題のチャットGTPに代表される生成AIを巡っては、文部科学省が、学校現場での取り扱いを示す活用ガイドライン(指針)を、できるだけ早期に(今夏?)公表するとしています。中央教育審議会の特別委員会(5月16日)で議論が始まったところです。

・生成AIの仕組みについての説明
・年齢制限や著作権・個人情報の留意点
・活用が考えられる場面
・禁止すべきと考えられる場面
・生成AI自体を学ぶ授業アイデアなど

 今年の名古屋大学の卒業式では、杉山直総長がチャットGTPで作成した祝辞を披露して、「もっともらしいけど空虚。皆さんは人間らしく失敗を繰り返しながら、勇気ある知識人として活躍してほしい」と結びました。また京都大学の入学式で、湊長博総長が、AIで書いたリポートは、サーチ(検索)はあってもリサーチ(研究)がなく誤情報が含まれる危険性がある、と警鐘を鳴らしています。おっしゃる通りです。座布団2枚!!♥♥♥

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