読取革命

 今だったら、JC教育研究所から出ている「センター10」「イグザム」などのソフトを使えば、何の苦労もなくコピー&ペーストするだけで入試問題の自作教材を作ることができる便利な時代となりました。有り難いことです。私がまだ若い頃は、市販の参考書や問題集では、自分の学校のクラスのレベルに応じた指導・解説が難しいので、「手作り」にこだわっていました。そんな時代が懐かしく思い出されます。共通一次、センター試験初期は、まだ「過去問問題集」もなかった時代で、自分で問題をコピーして、それを出入りの印刷屋さんにお願いして手作りの過去問集を作っていたんですよ。二次試験対策も、私は入試問題を自分で手打ちして、改題をして自作の教材を作っていました。「解答・解説」を作るにも結構手間暇がかかって、毎日ヒーヒー言いながら自転車操業を繰り返したものです。実に懐かしいですね。その後、便利なOCR(Optical Character Recognition)ソフトが登場して、これを使って加工ができるようになったのは、手間が省けるようになり嬉しかったですね。紙の書類を編集できる電子データに変換するソフトです。その頃私はOCRソフト「読んでココ」を使って、入試問題を加工していました。当時は「要約問題」を扱った問題集は皆無でしたから、自分で作るしかなかったんです。いくら出版社の営業の人に「要約問題」の教材の製作をお願いしても、需要が少ないということで、どこも引き受けてくれるところはありませんでした。今は「要約問題」が多くの大学の入試に取り上げられるようになり、やはり先見の明があったんだな、と懐かしく思います。現在私が使っている「要約演習」「直前演習」「東大・京大演習」など膨大な量の教材は、こうやって手作りしたものがベースとなっています(写真下)。いったん作っておけば、毎年多少の手直しを加えながら使い回すことができます。

▲講演会で展示していた私の作った資料

 現在ではその「読んでココ」は製造販売していません。現在使っているのは手に入るただ一つのOCRソフト「読取革命」(ソースネクスト)です。若干の誤変換はありますが、まずまず読み取ることができます。横書きだけでなく縦書きの文書も読み取れます。図表も。定評ある高精度OCR(Optical Character Recognition)エンジンを搭載し、企業などを中心に多くのユーザーに使われています。「読取革命Ver.15」まではパナソニックソリューションテクノロジー株式会社が、「読取革命 Ver.16」からは ソースネクストが製造元となっていました。データの残っていない私が大昔に作った参考資料なども、せっせと読み取らせてバージョンアップさせたりしているところです。私が現在使っているのはバージョン16ですが、今年8月に出た「バージョン17」では、「AIトータルアシスト」が搭載され、ChatGPTと連携し、「読取革命」で読み取った文章をさまざまな用途で修正、加工できるようになりました。OCRの誤認識の自動的な修正や、膨大な量の文章を瞬時に要約することで、必要な情報を効率的に抽出します。これにより、業務効率が大幅に向上し、時間の節約につながります。これにより、「読取革命 Ver.17」は単なるOCRソフトではなく、情報管理の強力なパートナーとなりそうです。♥♥♥

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