平成10年3月21日(土)、島根県民会館にやってきたさだまさしさんのコンサート・トークが、未だに心に残っています。
小学校で木の幹を一生懸命紫色に描いている子供に、先生は「どうして紫なの?よーくあの木を見てごらん」―「だって僕あの木が大好きなの。あの木に一番好きな紫をあげているの」と子供。木を紫に描いた子供に5の評価をあげることはできない。迷った挙げ句、この子に金メダルを作ってあげ首からかけてやった。年月は流れ、この話をさださんがラジオで流したところ、偶然これを聞いていた本人から先生に手紙が届けられた。同封の写真には大学生になった本人と、首にはあのメダル。美術大学に学ぶ彼は「木を紫に描いた自分を分かってくれた先生のような教師になるのが僕の夢です」と。
自分もそんな教師になりたいと思う。
今年でさださんは、何と還暦!デビュー40周年を迎えます。届いたばかりの会報によれば、次々と新たな目玉企画が進行中のようです。『朝日新聞』WEBサイトの「続・就活のヒント」に彼のインタビュー記事が載っていました。「自分に期待しすぎるな、しかし、自分をあきらめるな」という、一見矛盾するようなタイトルですが、彼の体験は非常に参考になります。何せ28歳で30億の借金をし、それを完済した人ですから、説得力があります。
http://www.asahi.com/job/syuukatu/2013/hint/OSK201202270059.html
最新刊は瀬戸内寂聴さんとの対談集『その後とその前』(幻冬舎)です。『笑う避難所~石巻・明友館136人の記録』 (集英社新書) にもちょっとだけ登場され、感動的なお話をされています。


