平成17年の11月に前文科省教科書調査官の新里真男先生のお話を伺ったことがあります。今でもはっきり思い出されるのは次の言葉です。
「単語は6回目に入ると忘れない!」
「英語教師がよく言う、文脈から単語の意味を考えなさい、はナンセンスだ。単語が分かるから文脈が分かるのであって、それを軽視するのは邪道だ」
本当にその通りだと思いました。私は「英語の学習の8割までは単語の勉強!」と生徒達には公言して、いかに単語を覚えるか、忘れない工夫をするか、を毎日力説している私です。一例を挙げてみます。
flag, flame, flash, flat, flee, flirt, float, flow, fluent, fluid, flush, fly, flexibleといった単語に共通するのは、「ひらひらする軽い感じ」ですね。一方、spill, spit, splash, spray, sprinkle, spark, spin, spring, sprint, sproutといった語には「勢いよく飛び出す」イメージがついてまわります。生徒がよく間違えるprinciple(原理)とprincipal(校長)の区別は「校長先生はお友達(pal)」と覚えておけば、忘れないでしょう。高校時代に教えてもらったdenyを「そうでない」と覚える方法は今でも有用です。prey(餌食)とpray(祈る)は綴りだけが違うのですが、「餌食のえ(e)」と覚えておけばずっと残るでしょう。



