前田知洋さん

 6月20日(水)「世界仰天ニュース」に、久々に前田知洋(まえだともひろ)さんが出演して、クロースアップ・マジックを7連発やっておられましたね。大半は初披露の新作でした。彼は他のマジシャンと違って、全てが本当に「上品」なんです。言葉遣いも洗練されています。大学生の頃から、茅場町の聖地マジックランドでアルバイトをして、腕と社交術を磨かれたんですね。彼の『知的な距離感』(かんき出版)を読むと、そこら辺のことが納得です。理系大学出身らしく「Modern Living」(ハースト婦人画報社)に建築に 関する連載を持っておられます。彼の自宅を拝見しましたが、マジシャンらしい仕掛けの施された素敵なおうちでした。

 彼は「大切なお客様の時には、新品の封を切っていないカードを使うことにしています」と始めるのがお約束です。例のお得意のアンビシャスカードや、ギャンブル・カード、レナート・グリーンの「ストールン・カード」など、次々と初披露の新作を演じておられました。今日は、このレナート・グリーンのマジックのご紹介です。前田さんは、あざやかにこの手順をやっておられましたね。

 世界中のカジノから集めた、全て裏模様の異なるカードからなるデックを使います。デックから2枚のカードを抜き出してテーブルに置いておきます。そして、次に、観客にデックを手渡し、カードをデックの上から1枚ずつテーブルに配り、好きなところで止めてもらいます。止めてもらったところに、最初に抜き出した1枚のカードを表向きで置きます。残りを重ねます。

 もう一度同じようにして、カードを配り、好きなところで止めて、もう1枚のカードを表向きに置きます。残りを重ねます。全てのカードを広げて、2枚の表向きのカードの隣のカードを見ると、なんとカードの表が一致しています!さらに、表向きのカードをひっくり返すと、なんと裏模様まで完全に一致しているんです!(第一の不思議)

 では、残りのデックのカードを表向きに広げると、なんと全て白いブランクカードになっています!(第二の不思議)    

→ レナート・グリーンご本人の演技はコチラ

2重のクライマックスが用意されており、とても一般受けする素晴らしいマジックです。レナート・グリーンはカードの達人で、この人の演技を見るとその超絶なテクニックに、たまげること請け合いです。日本のテレビにも出演し、観客の度肝を抜きました。もちろんFISMの世界チャンピオンです。彼の「記念デック」も昨年発売になりましたが、目を凝らして裏模様をよ~く見てみると、彼の顔が浮かび上がってくる不思議なカードです。♠♣♥♦

▲レナート・グリーンデック

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