くまもと森都心プラザ図書館

 熊本駅を降りて、歩道橋正面にあるまもと森都心プラザの3階・4階が市立図書館(9時半~20時)です。できてちょうど1周年を迎えます。昨年来話題になっている図書館です。「おはようございます」「いらっしゃいませ」「ありがとうございます」「またどうぞお越し下さいませ」の挨拶を基本姿勢として、図書館を「サービス業」、来て下さるのは「利用者ではなくお客様」と位置づけることに対して、賛否両論が渦巻いているのです。図書館とはそういう種類のものではないだろう、という嫌悪感です。

 今回熊本に行くにあたって、どうしてもこの目で見ておきたい図書館でした。写真撮影は不可ということでしたが、係りの方はどなたも、本当に気持ちのいい親切な対応でした。「いらっしゃいませ」「またのお越しをお待ちしております」と職員の女性が笑顔であいさつされます。館内の雰囲気がとてもいいのです。何よりも感銘を受けたのは各種新聞のディスプレイでした。月・火・水・木・金・土・日とすぐ取り出せるように全紙が配列してありました。バックナンバーもすぐ取り出せるように工夫がしてあります。熊本で「福島日報」が置いてあるのにも驚かされました(下の写真は同図書館HPより許可をいただき掲載)。充実した子どもスペースや、館内にあるビジネス支援センターとの連携、視聴覚資料閲覧ブース、データベースサービスなど、とっても魅力的な図書館でした。図書館コンシェルジェがフロアを回っておられ、疑問があればすぐに尋ねることもできます。まるでホテルの館内かと思うほどでした。学習室も完備しており、学生の自習の便を図っておられました。「ばってんとしょかん」(プラザ図書館だより)で手作りの素敵な情報発信も印象的でしたね。この図書館の「質の高さ」に感銘を受けました。この10月25日・26日と、図書館の全国大会が松江で開催されますが(⇒第98回全国図書館大会島根大会の詳しい情報はコチラ)、できるだけたくさんの方たちに、この図書館を見てもらいたいものだと感じながら、熊本を後にしました。

 レンタル大手の「ツタヤ」が図書館の運営に乗り出し、館内にカフェが設けられ、雑誌や文房具の買い物を楽しむ。「ポイントカード」も導入される。そんな報道もあります。日本の図書館運営も大きな岐路に来ているようです。

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