「ジャパネットたかた」と私たち教師

 高田 明社長自らテレビの通販番組に出演して、巧みな話術(ご本人は口ベタとおっしゃっておられますが)で話題の商品を売りまくるという会社「ジャパネットたかた」前身は父親が経営する「カメラのたかIMG_1274た」でした。自分のお店でいくら待っていてもお客さんは来ないことに気づいた彼は、ホテルなどの宴会に出かけては宿泊客の楽しそうな姿を撮影して、翌朝に売り出すという手法で人気を博します。38歳で「株式会社たかた」を設立し、ラジオの通販番組で、わずか5分で50台もコンパクトカメラを売ったときに、メディアの力をまざまざと体感します。以降、45歳でテレビの通販事業に参入し、その後の発展はみなさんもご存じのとおりです。今日ご紹介するのは、彼がいつも心がけているという、高田流トークの「4つのポイント」です。

①商品の特性を絞り込む・・・あれもこれもではなく、PRポイントを絞ったほうが印象に残る。

②キーワードを連呼する・・・何度も何度も同じキーワードを繰り返す。

③機能よりも楽しさを伝える・・・商品の機能をあれこれ伝えるよりも、それを使ってどんなことができるのか、自分の生活がどのように豊かになるのか、どんな楽しいことが待っているのか、わくわくするようなストーリーを語る。

④セットセールでお得感を演出する・・・特典をつけることで今買うことの重要性を強調する。

  この高田社長の心がけは、私たち英語教師にも示唆するところが大だと感じています。若い頃にはありがちなのですが、1時間にあれもこれもと詰め込みすぎるために結局何を伝えたのか分からないという授業に覚えがありませんか。いい授業にするには、できるだけ少ないポイントにフォーカスして、そして繰り返すこと。さらに、この英語を学ぶことで何ができてどんな楽しさが人生に与えられるのかを熱弁することができれば、生徒の背中を押してやることができますよね。いつもそんなことを考えながら、「ジャパネットたかた」の番組を見ています。高田社長のあの甲高い声に反応する犬もいるくらいですから、個性的なトークではあります。

 彼は「夢を想いに、想いを言葉に、言葉を実践し、そして感動できる」ことを社員に求めているといいます。そして、話し手の気力で売れ行きは決まると断言します。そのためにも「これなら絶対売れる!」と信じられるまで商品の研究をする。手や指先の動きまでも使って伝えたいことを、原稿も用意せずにありのままに伝えるそうです。反省会では「なぜダメだったか」ではなく「次にダメじゃなくするにはどうするか」に主眼を置き「できない」理由を探さないとのことですま、いいか」という妥協はもってのほか99%の論理と1%の直観が頼りだといいます。彼は常に自分に問いかけます。「これが最高なのか」「これ以上、できないのか?」「夢持ち続け、日々精進」がモットーとか。伸びるわけです。

 なーんだ、これ、私たちが教室で生徒に接している心構えと一緒なんですね。

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