「魔法の絵の具」

 以前テンヨーから出ていた『魔法の絵の具』(¥1,050税込)が、復活販売されて魔法の絵の具います。考案は、数々の素晴らしい作品を発表されている鈴木 徹さんです。若い頃ずいぶんのぼせてやった記憶があります。天才的なアイディアで、カード4枚の変化が達成されます。全く無理や無駄がなく、最後には4枚とも調べてもらえます。ストーリー構成がまた素晴らしく、変化現象がきれいな起承転結に沿って展開します。まるで絵本を読んでいるかのようです。緻密に計算された見事な名作で、素晴らしいアイデアで構成されたパケット・トリックです。年末に、自宅の蔵を整理していたら出てきたので、懐かしく思い出して紹介します。

 何も描かれていない白いキャンバスの絵のカードをテーブルに伏せて置きます。他にそれぞれ違う色(青・緑・赤)の絵の具のチューブが描かれている3枚のカードを見せ、テーブルに伏せておきます。もう一度3枚の絵の具のカードを見せると、あら不思議、いつのまにか絵の具が減っていて、机上のキャンバスのカードにはかわいらしい絵が描かれています。4枚のカードの表がすべて変化し、しかも最後にカードが改められるのでビックリです。少しばかり練習は必要としますが(グライド)、カードマジックの好きな人は、間違いなくハマります。そして、普段からポケットに入れておきたくなるアイテムです。考案者の開発秘話を、このギミックは、小さな面積の変化を可能にするものです。鈴木徹は、小さな面積の変化で全体が変わったかのように見えるもの、ということで、絵の具という表現にたどりつき、さらにギミックを反転して利用するという新しい試みを加えて、無駄のないパケットトリックを完成させました。」(テンヨーホームページ)と語っています。♠♣♥♦

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