Love Test

  『今日は愛し合うお二人のために一つのテストをしてみたいと思います。よく心理テストというのがありますよね。それによって、深層心理を読み取るというものです。 でもたいてい結果も過程も抽象的です。例えば、大きな木を選ぶ人は包容力があるなどと言いますが、なぜ木が包容力を表すのかはつながりや根拠がよく分かりません。もっと目に見えて確かにそうだというのが必要だと思いませんか?今日はお二人の相性、そして絆をハッキリと目に見える形でテストしてみたいと思います。テストと言っても簡単ですから、肩の力を抜いて下さい。』と言って、デックを取り出し、みんなの見える箇所に置いておきます。 『昔からトランプは将来を知るものとしてよく使われてきました。もっとも知りたい将来はもちろん愛に関するものです。 お二人にとってもそうではありませんか?ではこれからお一人ずつ、自分の頭の中に一つのカードをパッと思い浮かべて下さい。 ではまずあなたからお願いします』と言って、一人目の方にお願いします。 『思い浮かべましたか?絶対にもう変えないで下さい。最初にイメージしたものが、あなたの気持ちですからね。変えたら意味がなくなってしまいます。では次にあなたも思い浮かべて下さい』と言って、二人目の方にも同じように決めてもらいます。 『これでテストはもう終わりです。簡単でしょ?でも簡単だからこそ、真実が浮かび上がるのです。ではまずあなたから何のカードを思い浮かべたか教えて頂けますか?』と一人目の人に聞き、カードを教えてもらいます。例えば「スペードのA」だったとしましょう。 『そうですか。では次にあなたは何のカードを思い浮かべましたか?』と二人目の人にも聞きます。これも例えば、「ハートの7」と言ったとします。 『このカード同士には何もつながりもないですよね?そう思いますか?』と聞きます。お客さんはないと答えるでしょう。『二人のつながりはどうなのか、このカードが教えてくれます。では見てみましょう』と言い、テーブルに最初から置いておいたデックを取り出して、表と裏をよく改めた後、「スペードのA」と「ハートの7」を抜き出します。 「スペードのA」のカードを見ると、なんとそこには赤いハートのマLove Testークが大きく描かれているのです! 『見てお分かりの通り、他のカードにはハートマークは描かれていません。つまりあなたは唯一ハートマークが付いたカードを選んだということになります。しかし、実はもう一枚だけハートマークがついたカードがあるのです」と言い、「ハートの7」のカードを見ます。するとそのカードにも大きくハートマークが描かれているのです。デックの表も裏も改めながら、『52枚あるカードのうち、ハートマークが付いたカードは2枚しかありませんでした。その一枚を当てるだけでもスゴイことですが、二人とも当ててしまいました。愛の力とは、マジックよりもスゴイ奇跡を起こします。二人の相性、絆、愛情の深さはピッタリです!!』

 「Love Test」という作品です。選ばれるカードは、完全フリーチョイスです。それでいて、表も裏もしっかり改められます。カップルの二人が選んだカードにのみ真っ赤な大きなハートのマークが現れるのです。不思議ですね。

 もう一つ、“She Loves Me, She Loves Me Not”というMercy Me Magicから出ている小品をご紹介します。表向きの6枚のカードから1枚好きなカードを選んでもらいます。そのカードをテーブル上に出しておきます。選ばれなかった5枚のカードを2枚ずつ裏向きにして出していきますが、そこには全部”Loves Me Not”と赤字で書いてあります。先ほどのテーブルに出したカードの裏を見てみると、このカードだけに”Loves Me”と黒字で書いてあるのです!選ばれた1枚だけが、裏の文字が違っているのです。使う技法は「オーラムサトルティ」(Orlam Subtlety)だけです。これを考案したEd Marloの名前を逆さから読んだ、マジックでは頻繁に使われる技法です。簡単なマジックですが、インパクトは大きいですよ。♠♣♥♦

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