アルファベット・デック

 アルファベットA~Zの書いてあるデックは、バイシクルで出ていますが、なかなか簡単には手に入りにくいようです。そこで今回出たのが、インデックス付、ポーカーサイズで扱いやすい!そして3種の異なるマーキングを施したAlphaTizes”アルファベットカード)です。バイシクル・バックをベースにデザインされたデーモン・デック(デーモン・バック)のアルファベット・デックです(天使ではなく悪魔)。大文字26枚、小文字26枚あります。サイズがポーカーサイズで、インデックスもあるので非常に便AlphaTized利!エンボス加工は施されていないにもかかわらず、滑りがよくスプレッドなどがスムーズにできて扱いやすいです。また、カード1枚1枚が少し厚めの紙で製作されていますので、耐久性もあります。バイシクル品質でないからと言って見逃さないでくださいね。ほとんどデザインはバイシクルと区別がつかないぐらいの疑似バイシクルデザインのカードです。

 メンタリストLee Earleが作っているだけあって、メンタル・マジックに使えるように、デックの裏にいろいろと仕掛けがなされています。注目すべき点は、『バックデザインに隠された3種のマーキング』です。まず1つ目のマーキングは、ワンウェイ(天地)マーキングです。バックデザインに溶け込ませてあるので、あからさまに上下の違いが気になってしまうということがありません。2つ目のマーキングは、表が何であるかを示すアルファベット・マーキングです。アルファベットが小さくマーキングされていますので、計算や暗記などをすることなく、識別が可能です!!もちろん大文字と小文字の見分けるためのマーキングも工夫されていますので安心ですね。大文字のI(アイ)と小文字のl(エル)が混同しやすいので、マーキングはすべて大文字表記で、小文字の場合は、アルファベットの近くにドットが打たれています。これで、読み間違いのリスクも解消です!!3つ目は、セットアップ・マーキングです。セットアップマーキングとは、ある特定の並び順にデック全体を組んだ時に、任意のカードの1つ前のカード(トップ側のカード)の名前(アルファベット)がマーキングされているのです。つまり、セットアップした状態のデックのトップカードを見れば、ピークをせずにボトムカードがわかるマーキングシステムです。いろいろな使用方法が考えられますが、1例を挙げてみましょう。観客にカードを半分くらい持ち上げてもらい、取り上げたパケットのボトムを覚えてもらいます。(もちろん、持ち上げる枚数は観客の自由です。)その時に、演者はテーブルや掌に残されたパケットのトップカードをひそかに確認し、瞬時に後ろを向きになります。演者は、すでに観客のカードを知っていますので、どんなにカードを混ぜられても、当てることができるのです。つまり、観客が好きなところからパケットを“数センチ持ち上げた段階で”マーキングを確認し瞬時に後ろ向きになれるので、「持ち上げる前から後ろ向きになっていた…」なんていう印象を観客に植え付けることも可能になるということです。このセットアップ・マーキングをうまく利用すれば、難しいピーク・テクニックを必要とせずに不可能現象を達成することができるので、3種のマーキングを巧みに組み合わせて、あなただけのメンタル・トリックがアレンジ可能となります!!バックは青裏のみで、大文字26文字は、文字の色が黒、小文字26文字は、文字の色が灰色です。このほか、デーモンバックデザインのダブルバックが1枚、3種のマーキングシステムの位置を確認できる解説カード1枚が付属されています。(なお、説明カードは英語ですが、マーキングの位置が簡単にわかるように図が色分けされて示されているので、どなたにでも、マーキングの位置が理解できます)バイシクル品質ではないからといって、侮ってはいけません。滑りもよく、サイズも扱いやすい。扱いやすさのイメージとしては、キャラバンやアビエイターデックのような滑り心地で、耐久性を考慮して、厚さがプラスになっている、といったところでしょうか。この一組を持っていれば、いろいろ応用できそうです。♠♣♥♦

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