特別プレゼントの意味

IMG_4293 「チーム八ちゃん」の会員の先生方には、先週にメールでお知らせしました。『2015年度センター試験対策本~勉強の仕方』(自費出版、500円税込)の発送を現在行っていますが、今回は特別プレゼント(オマケ)に、昨年私が作りました『発音・アクセント問題の攻略法』(自費出版、2013年)を無料でお付けしてお送りしています。「第1問」を苦手としている生徒のみなさんが多いせいでしょうか、クラス・学年分をまとめてご注文なさる先生が多く、在庫が残り少なくなってきております。ご希望の先生方はお急ぎください。コチラです ⇒yawata@hb.tp1.jp

 「第1問」は、英語を得意とする生徒でも結構点を落としている箇所です。それはなぜかというと、やるべき準備をせずに、ぶっつけ本番で解いているからです。ここは、ABC(当たり前のことをバカになってちゃんとやる)を心がけるだけで、短期間でぐーんと得点力アップの期待できる大問なんです。ぜひこの冊子で「発音頻出語」、「アクセント頻出語」、「カタカナ語頻出語」をまとめて勉強しておきたいものです。「赤字なのにいただいて大丈夫ですか?」と心配していただく先生もおられるんですが、私は今年が最後の現役教員人生なもので、今までの感謝の気持ちを込めて、このサービスを決めました。すでにたくさんの方々から喜びの声が寄せられていますので、やった甲斐があったと感じています。在庫の続く限り、2冊をセットにしてお送りしますので、ぜひ使ってみてください。先生方に喜んでいただいている「チーム八ちゃん」の指導資料宝庫の「ダウンロード・サイト」も、年間で大きなお金が維持にかかります。今回の プレゼントも大赤字覚悟の奮発でした。実は、このようなことを決心するにいたったのには訳があります。今日はそれをお話ししてみたいと思います。

 9月7日(日)NHKのBSプレミアムで、「さだまさし 長崎から東北へ2014」が録画放送されました。これは8月10日に長崎稲佐山特設野外公演ステージより、東日本大震災の復興のために、長崎が立ち上がって、音楽を通して長崎から東北へエールを送ろう、という趣旨に賛同した歌手たちが集ったものです。もちろんこの前身は、さだまさしさんが長崎で20年間開催した「夏・長崎から」です。彼はこれをずっと無料で行っていました。もちろん全部自腹の持ち出しです。当時、中国で映画「長江」を撮った際の莫大な借金(28億円、金利を入れて35億円、2006年に完済)を抱えて返済が大変な中、「なんで広島では原爆の日に平和を祈るコンサートをやるのに、長崎ではやれないんだろうか?」とさださんが呟くと、友人は事も無げに「お前がやらないからだよ」と言われ、「成る程…」とうなずくさださん。スタッフの大反対をよそに、3000万円の持ち出しで第一回目は挙行されました。

 有料にすれば只の商売にしか映らない。俺は故郷に世話になってきた分、どうしても平和を考えるコンサートをやりたい。と、なれば有料は駄目だ。誰でも来られる、それこそ夕涼みがてら家族で俺たちのコンサートを聴きに来るという”家族の構図”がもう平和の象徴になる。料金を取れば子供や老人は留守番になるかもしれない。チャリティにすれば志は曖昧に見えるのが世の常、人々はそこで動く”金額”だけに気を取られる。純粋に俺が長崎で好きなことをやる、その代わりにメッセージを伝える。だから無料でなければ駄目なんだ。  (さだまさし『美しき日本の面影』2006年)

夏長崎からyjimage その後、どんどん大がかりなコンサートになって、1億円の経費がかかる中、半分の5千万円はやはり彼の持ち出しでした(パナソニックがスポンサーになってくれたのは嬉しかった)。「借金しているのにお前は偉い!命懸けでみんなで応援するぞ!」 こうして真心の連鎖が起きたのです。私の大好きな中国菜館「江山楼」(こうざんろう)の社長は、前夜祭、後夜祭の食事を全部おごりでもてなし続けてくれました。「まさしが無料で市民のために歌うというのに、市民が何もしないわけにはいかん。前夜祭でも後夜祭でも何人でもよか。うちの店でパーティばする。僕のおごりたい。みんな、ぜーんぶ連れて来たらよか。」  さださんは、この会場で20年間ずっと同じことしか言っていません。今回のイベントでもそうでした。

 このコンサートが終わるまでの間に、ほんの僅かな時間でよいから、あなたの一番大切な人の”笑顔”を思い浮かべて欲しい。そうしてその”笑顔”を護るために自分に何ができるだろうか、ということを考えて欲しい。実はそれが”平和”へのあなた自身の第一歩なのです。

nagasakiyjimage さらには、グラバー亭から徒歩5分の所に、「ナガサキピースミュージアム」が、8年間の地道な募金活動により2003年に完成します。シンボルのモニュメント製作は福田繁雄先生が、ライトアップは石井幹子先生がボランティアで引き受けてくださいました。名誉館長は画家の原田泰治先生です。さださんはこの建造物の維持のために、コンサートに駆けずり回って腐心しています。このようなところに、人のために、自分を投げうって尽くす、というさださんの男気・志を見る気がします。これには私も大きな影響を受けました。「英語教師として生徒のために何ができるか?」と考えたときに、浮かんだのがこのセンター本に代表される自主教材や、「ダウンロード・サイト」でした。作れば作るほど赤字が膨らみ、ダウンロードサイトの維持費も馬鹿にならない。さださんのような規模にはとうてい及ばないけれど、自分にできる範囲で貢献しようと思ったのでした。「やった後悔、やらぬ後悔」利他の精神で頑張ります!

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