秀英予備校も!

 先日、秀英予備校も、経営効率化を目的に全国の不採算校舎を撤退・移転・統合すると発表しました。対象となるのは、8道県の20校舎だそうです。1977年に秀英予備校創業、静岡県に本社があり、小中高生を対象に学習塾を展開しており、10道県で259校舎を運営展開しています。生徒数は約2万8000人。学習塾・予備校業界で初めて2002年に東証一部に上場しています。ここ2年は連続で赤字でした。原因は小中生の入学者減少による赤字、他社との競争激化が主な理由だそうです。先般は、代ゼミが大規模なリストラを打ち出したばかりですが、少子化を背景とした、学習塾・予備校事業者の厳しい経営実態・競争激化が浮き彫りとなった形です。

 代ゼミの衝撃については(27校中20校を閉鎖)、様々な記事が流れましたが、『日本経済新聞』が「代ゼミ敗戦記(上) 一人負けの真相」「代ゼミ敗戦記(下) 現場軽視の代償」と生々しいレポートを配し、10月5日には「代ゼミ、怠った生徒目線」と、迷走状態の代ゼミの現場を伝え、他社とは一戦を画する記事を届けています。さすが日経、と感心することしきりです。

 ピーク時の1992年に18歳人口は205万人でした。それが今は118万人です。生徒はこれだけ減少しているのに、大学の数は増えているのですから、「全入時代」を迎えて、大学に入りやすくなったわけです(1992年:523校→2011年:780校)。入学定員は47万3千人→57万8千人と増加しています。浪人生が激減するのですから、予備校に打撃となるのは当然ですね(現役:浪人比 1992年2:1→2011年6:1)。私の地元、松江市でも、「松江予備校」は、ピーク時には300人を超える浪人生が通い、島根大学近くのガラス張りの近代的なビルを貸し切り羽振りがよかったものです。しかしここ近年は、生徒数が激減する中、元の古い校舎へと撤退し、寮も閉鎖するなど苦しい経営が続いているようです。かくいう松江北高の浪人生クラスである補習科も、ピーク時には100人を超えていたのですが、今年は22人です。

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