センター試験(筆記)、私は今年は大きな変更はないと見ていましたが(根拠となったのは、いつも言っているように、前年度の「追試問題」と、大学入試センターが公表している「評価委員会報告書」)、基本的に大きな変更はありませんでした。しかしよ~くよ~く見てみると、細かな点でいろいろと変わった点がみられますので、まとめておきたいと思います。
(1)センター試験始まって以来、ずっと出題されてきた第3問Aの「対話文完成問題」が姿を消しました。その影響で、第2問Cの「応答文完成問題」の発話数が、昨年度までの2から4または5に増えました。従来の第3問Aの要素が第2問Cに組み込まれた模様です。配点が4点から5点に増えたのもそういう事情と思われます。これが今年一番の変更点でした。
(2)第4問Bの「広告問題」の設問数が、昨年度までの3から4へ増えました。計算問題が復活しています。
(3)第5問の「物語文読解問題」の素材が「日誌」形式で出題されました。今までにない出題形式で面食らった受験生も多かったと思います。ただし、主観的な視点から書かれた文章を読み取るという点では何も変わりません。最後まで読み進めないと宇宙人が地球を探査しているという設定が分からないので、これは読みづらかったと思います。《難》
(4)第1問A 問3で、下線部の綴り字が4つとも全部異なる単語で出題されました。近くは2015追、2012本、2011本、2010追、2009追、2008追、2007本などで一部異なる綴り字で出題されていますが、全部違うというのは《新傾向》です。
(5)近年減少傾向だった「カタカナ語」ですが、純粋にはjourney, engine, supermarketの3語と思いますが、ちょっと緩めて見てみると、hard, work, advance, limit, foundation, championship, deliveryも含めることができそうです(計10語)。そうすると、この二年「カタカナ語」復活という視点もあり得るかと考えます。
(6)読解量が昨年よりも増えました。ここ近年ずっと総語数が増えている傾向を引き継いだものと思われます。⇒コチラをご覧ください(中川右也資料)
各予備校が試験の難易度を予想しています。ただしこれは毎年、時間が経つにつれて(自己採点の状況が判明するにつれて)、黙って巧妙に書き換えられて(!)いきますから見ていて下さい(笑)。
【筆記】 【リスニング】
◎河合塾 昨年並み やや難化
◎代々木ゼミナール 難化 昨年並み
◎ベネッセ・駿台 やや難化 昨年並み
◎東進ハイスクール 昨年並み やや難化
◎城南予備校 昨年並み やや難化
関連