鎮魂「神戸ルミナリエ」

 今から23年前の1月17日午前5時46分、阪神淡路大震災」神戸が火の海に包まれました。6,434人がお亡くなりになりました。私はその前年に担任した生徒たちが、神戸・大阪方面の大学に進んでいたので、安否が心配で電話をかけまくったのを覚えています。みんな無事でした。一人だけ連絡のとれない生徒がいましたが、彼は大阪から歩いて神戸に入り、炊き出しのボランティアに加わっていたのでした。その彼、永瀬丈嗣(ながせたけし)くんも、今では大阪大学・工学部の准教授、一昨年松江北高を訪ねてくれ、大阪大学を希望する受験生たちに講話をしてくれました。⇒コチラです      その永瀬くんが高校時代を振り返って、北高生にアドバイスを贈ってくれました。成績を上げるために、(1)素直になる (2)日々の生活を大切にする (3)読書 の三点について語ってくれています。今日の3年生の理系の二次試験へ向けてのスタート授業で、再配布して生徒たちに紹介しました。非常に参考になる文章ですので、ぜひご覧ください。⇒コチラです

 昨年12月14日、2回目の「神戸ルミナリエ」に行ってきました。「ルミナリエ」は、ヨーロッパ・バロック時代(16世紀後半、ルネッサンス期)に盛んに創られた祭礼や装飾芸術の一つとして誕生した、光の魅力をふんだんに駆使した建築物がその起源とされ、やがてイタリア南部において電気照明を使用した幻想的な光の彫刻に変化を遂げて、現在の形態になったものです。さまざまなデザイン様式の木製アーチの構造体に、色とりどりの電球で彩色が施され、その設置デザインによって、三次元的な芸術空間を創造するもので、アーチ型構造体を道路上に設置した「ガレリア」と呼ばれる遠近感のある回廊や、「スパリエーラ」と呼ばれる光の壁掛けなどで構成されています。実に見事な美しさです。

 「神戸ルミナリエ」は、1995年(平成7年)1月17日に、兵庫県南部地方を襲い甚大な被害をもたらした「阪神・淡路大震災」の記憶(6,434人がお亡くなりになっています)を次世代に語り継ぐ、神戸の街と市民の夢と希望を象徴する行事として毎年開催されているものです。大震災が起こった年の12月、悲しく痛ましい出来事による犠牲者への慰霊と鎮魂の意を込めた「送り火」として、また、間もなく新しい年を迎える神戸の街の復興・再生への夢と希望を託して「神戸ルミナリエ」が始まりました。未だ震災の爪痕が色濃く残る中、復旧途上にあった神戸の夜に初めて灯されたイタリアからやってきた荘厳な光の芸術に、連日感嘆の声が上がり、震災で打ちひしがれた神戸の街と市民に大きな感動と勇気と希望を与えました。そして、会期終了直後から、継続を求める強い声が市民や各界から寄せられ、翌1996年の再開催が決定しました。以来、神戸市民や来場者、趣旨に賛同する事業者の皆さんのご支援と、地元の皆さんの理解・協力により、毎年途切れることなく継続されています。今年で23回目となります。毎年その年のテーマに沿ってデザインし、このデザインに合わせた部材をイタリアから運んで、イタリア人職人と日本人スタッフの手によって組み立てられています。今年のテーマは「未来への眼差し」でした。「この土地が歩んだ150年間の歴史を回顧し、そして同時に、私たちの夢を叶えるために、私たちの瞳に希望の光をともし、前方に広がる未来を見つめましょう。22年前、助け合い、団結し、悲しみと絶望を克服し、地域社会がより強い絆と協調性で結ばれました。過去を記憶の内に留めながらも、瞳に希望の光を灯し、新しく訪れる日々を歓迎しましょう。」(ダニエル・モンテベルデ)ただ、以前は2週間程度行われていたのが、現在は10日間に縮小されています。経費の問題でしょう。会場・通りでは毎年「100円募金」が行われています。今年は、全10日間で3,396,000人が訪れました。

 今年の「ルミナリエ」(12月8日~17日)は、「神戸開港150年」、来年が「兵庫県政150周年」であることから、特に作品の充実を図り、大きな節目となる年にふさわしい作品を多数設置していました。2年前に来たときには、点灯時から見ようとずいぶん早い時間から行列に並んで、すごい人だかりにわずか一歩ずつしか進まないのに辟易したので、今回は時間をちょっとずらして、ホテルオークラでまず食事を取ってから出かけました。最後の金・土・日はすごい人だかりになるから、水曜・木曜あたりが狙い目だよ、と聞いていたので、私は木曜日に出かけたんです。正解でした。すごい人には変わりがありませんでしたが、前回ほどののろのろペースではありませんでした。HPを見ると287,000人だったそうです。

(1)仲町通りの作品
旧外国人居留地の仲町通りに設置する作品の距離を延長し、総延長は約270mとなりました。会場のスタート地点は巨大な塔とそれに続く光の壁、さらにその奥にアーチ状の装飾による玄関作品「フロントーネ」を配置します。固唾を飲むような美しい門から中へと入っていきます。さらに、「フロントーネ」から続く「ガレリア」(瞬きの間)にも、前半の作品は側面をアーチ状の壁で連結するとともに、後半の作品は1基ごとに側面に「ウイング」と呼ばれる装飾を施し、明るく華やかな回廊が出現します。

(2)東遊園地の作品
仲町通りを通り抜けて到達する東遊園地には、三連の光の回廊作品「ガレリア」と光の壁掛け「スパッリエーラ」(バラの冠)を組み合わせた壮大な作品が設置され、光の聖堂「カッサ・アルモニカ」に至る光の空間を創造しています。「ガレリア」の東遊園地への設置は今回が初めてとなります。中に入って眺めることもできます。

(3)記念作品の設置
神戸開港150年記念作品と兵庫県政150周年記念作品「ソロピース」(光の森)を、東遊園地内内に設置していました。

(4)噴水広場の作品
東遊園地の南側・噴水広場には二本の「タワー」「スパッリエーラ」を配置します。噴水広場の作品は音楽に合わせて光が躍動し、夢のような楽しい会場を演出します。神戸市内の食品メーカーを中心とした食の逸品ブースやミニコンサート実施していました。

(5)電球について
作品に使用した電球数は約40万個で、全てLED電球を使用します(昨年の使用数:約30万個)。

 まるで、大きな宝石箱の中を歩いているようでした。最後に公式売店で、キーホルダー等の募金3点セットと記念ファイルを買って帰りました。目の保養になりました。♥♥♥

【追記】 楽しいルミナリエだったんですが、寒い中たくさんの人に囲まれたせいでしょうか、ひどい風邪をもらってしまって、年末・年始はダウンでした。何とか授業にだけは穴を開けずに頑張りましたが、辛かったこと…。3キロぐらい痩せました。

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