part from

  以前の版の『ライトハウス英和辞典』に、次のような用例が出ていました。

              He parted from her at nine.  彼は9時に彼女と別れた。

 みなさんは上の用例をどう思われますか?この用例に関して、数多くのインフォーマントが「古風であって現在使われない」と意見を述べました。そこで故・ボリンジャー博士に確認をとりました。博士は、この用例がオカシな響きを持つのは、単にかなり古風な表現だからだけでなく、意味的にオカシイとされました。「別れる」としか書いてないので、ここら辺が辞典ではなかなか分からないところです。part と言う語は、“permanent separation”を示唆する単語なんです。ボリンジャー博士は次のような用例を挙げてそのことを説明してくださいました。実に勉強になりますね。

             He took his leave of her at nine.

             He parted from her forever. / They parted forever.

             At last they parted. Would they ever see each other again?

 この「永遠に」というニュアンスは、part with~にも見られるとして、次のような用例を提供してくださいました。

              Nothing is going to induce me to part with my money!

 もう一人の校閲者イギリス人のイルソン博士、この動詞を“ end a relationship”とパラフレーズしておられます。私は故・竹林 滋先生(東京外国語大学)の命で、疑義のある語法を両博士にお尋ねする役目を仰せつかっていたのですが、ずいぶん英語の勉強をさせていただいたと感謝している次第です。❤❤❤

▲R.イルソン博士と 八幡も若い!

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