Thank you very much.

 松江北高の前ALTエドワード・デルモニコ先生(アメリカアリゾナ州出身)は、何か彼にしてあげると、いつも“Thank you so much.”と御礼を言われるのでした。彼から“Thank you very much.”という表現を聞いたことはありません。soをいつも強く発音しておられました。soを強く発音することで「本当に」というニュアンスが加わり、「社交辞令ではないホンネの感謝の気持ちが伝わります」(デイビッド・セイン)

If you would like to express your appreciation with passion, or very deep appreciation, people tend to use “thank you so much(e.g. when someone gives you a very sweet gift).”

     標題の英語は、もちろんネイティブの人たちも使う表現ですが、連発すると機械的に聞こえてしまうので注意が必要です。非常に堅苦しい表現で、フォーマルな席以外ではあまり使わなれないようです。Oh, thank you./ Thanks a lot./ Many thanks./ Thanks for everything.などが一押しの表現です。

 デイビッド・セイン先生の最新刊『「なんで?」はWhy?じゃいけない!』(新星 出版社、2018年9月)によれば、「誤解される英語」として、Thank you very much.は感謝が伝わらない、としておられます。聞こえ方次第では「それはそれはありがとう存じます」と響くことがあるというのです(pp.188-189)。

 Thank you very much.「どうもありがとう」と言うと、微妙なニュアンスが発生してしまいます。例えば抑揚をつけずに言うと、口先だけの言葉に聞こえたり、状況によっては皮肉を言っているように聞こえたりしがち。ただし、自分に親切にしてくれた見知らぬ人や接客の際に使う場合は、おかしくありません。このときveryをsoに換えて、Thank you so much.と言うと、好感度がアップします。

  こんな観察も読んだことがあります。

「通常の会話で、感謝の意を伝えるときに「Thank you very much.」を使うと、嫌味っぽいニュアンスで伝わってしまいます。何げない会話のあとのお礼であれば、「Thanks a lot.」が一般的です。」

「ネイティブスピーカーはこう訳します。「はいはい、どーもね。」もしくは「よくもやってくれたね。」何故そんなにネガティブな意味になってしまうのでしょうか。理由は、このフレーズって普通過ぎるというか頻繁に使われ過ぎて、逆にあまり気持ちがこもっていないように聞こえるんです。例えば、良かれと思って、相手に何かした時に、Thank you very muchと言われたら、相手は内心怒っていて「余計な事してくれたね、どーもね」と皮肉を言っている事が多いので、要注意です。もちろん、言う時の表情、イントネーション、シチュエーションでとらえ方が変わります。veryを強調して言えば、本当に感謝していると言う意味でとらえてもらえます。しかし通常の会話ではなかなか使われません….。では、本当に感謝の気持ちを伝えるときはどうすれば良いのでしょうか。どうもありがとう!は、こうです。Thank you so much. これが正解です。」

 ここら辺の細かなニュアンスについては、今まで習ったこともなければ、参考書で学習したこともありません。デイビッド・セイン先生の数ある著書は、そういった点にまで踏み込んで解説してあるので、私は大いに勉強させてもらっています。❤❤❤

▲セイン先生の最新刊

広告
カテゴリー: 英語語法 パーマリンク

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

%s と連携中