ガンジー像

 「インド建国の父」として世界中から敬愛されるマハトマ・ガンジーMahatma Gandhi、1869~1948年)の胸像が、松江市役所近くの末次公園(すえつぐこうえん)に設置され、6月2日に除幕式がありました。私も早速見に行ってきました。同様の胸像が設置されるのは広島市長崎市東京都・江戸川区に次いで国内で4番目です。マハトマ・ガンジーは、「非暴力不服従」の理念を掲げてインドを独立に導いた偉大な指導者で、“インド独立の父”と呼ばれています。2024年に当時の駐日インド大使から寄贈の申し出がありました。両国の貴重な友好な関係を示すモニュメントです。

▲胸像が設置された末次公園

 島根鳥取両県にまたがる中海・宍道湖周辺の5市(松江市、出雲市、安来市、米子市、境港市)の市長で構成される広域連携組織「中海・宍道湖・大山圏域市長会」(会長・上定昭仁松江市長)とインド南部のケララ州は2015年に、経済交流覚書を締結しました。10年の節目を迎えた2025年10月に関係をより強固なものにするために、山陰インド協会が加わり、覚え書きを再調印しました。10年以上続く経済連携やIT人材の継続的な交流などが高く評価され、胸像は「友好親善の象徴」としてインド政府から市長会に寄贈されました。設置場所は、インド哲学・東洋思想研究の世界的権威で松江市出身の哲学者、故・中村 元氏を顕彰する「中村元記念館」(八束町)など市内10か所の候補地の中から、宍道湖が近く、市民の目に触れやすい場所とのインド政府の要望や、中村博士の出身地が松江市殿町であったことを踏まえて、近くの末次公園に決まったのです。贈られたマハトマ・ガンジーの胸像は、台座を含む高さは約2.17メートル(台座含む)、幅2.0メートル、松江市が約500万円をかけて設置しました。

 式には上定会長中海・宍道湖・大山ブロック経済協議会田部長右衛門会長、2019年から山陰インド協会会長を務めてきた山陰中央新報社松尾倫男社長駐日インド特命全権大使ナグマ・モハメド・マリック氏、島根大のインド人留学生ら約60人が出席し、上定会長「胸像をインドとわれわれ圏域の友好と親善の証しとして大切に守りたい」とお礼を述べました。

 この後、関係者らが除幕し、台座を含めた高さが2メートル以上もある胸像がお披露目されました(写真上)。マリック駐日大使「中村元記念館を訪れ、インド史学に対する深い尊敬の念を感じた。日印関係の促進を表す胸像が平和の象徴として、末永く愛されることを祈っています。この公園というのはインド、そして松江の友情の象徴の一つとなると感じています」と語りました。美しい宍道湖を背景に佇む、地域の新しいシンボル的なスポットです。♥♥♥

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