「大学合格蛍雪手帳」

▲今年の「合格蛍雪手帳」私は痛まないようにビニールのカバーをかけて使います

 『蛍雪時代』の今月4月号には、特別付録として、和田秀樹(監修)「大学合格蛍雪手帳」が付いています。私はこれを、去年一年間の授業予定・記録用に利用しました。とても便利でした。受験生のみなさんは、この手帳を利用した具体的な「受験勉強術」がpp.124-127に解説されていますので参考にして下さい。私は昨年、こんな風に使っていました。昨年の一年間を振り返るに実に便利ですね。これ、使えますよ。

  ここで、旺文社の創業者・赤尾好夫さん(1907-1985)、高校生・大学受験生のために自ら創造し贈った「勉強十戒」をご紹介します。次代を担う若人に向けて作られてから、半世紀以上経ち社会が変化した今日でも、決して色あせることのない名言だと私は思います。将来の夢の実現をめざし頑張る生徒たちに、教室でもぜひ紹介したい言葉ですね。今も旺文社の印刷物に掲載されています。

 赤尾さんは、旺文社を設立されただけでなく、文化放送やテレビ朝日、放送大学、実用英語技能検定の設立にも貢献された偉大な出版人・放送人です。また、射撃では全日本選手権で優勝、世界選手権でも銀メダルを獲得するほどの腕前でした。私も高校時代は、赤尾さんの『英語基本単語集』通称「赤尾の豆単」で勉強したものです。それでは「勉強十戒」です。こんなことを頭に置きながら、受験勉強をスタートさせたいですね。♥♥♥

        勉強十戒        赤尾好夫 作

一、学習の計画を立てよう   計画のないところに成功はない
二、精神を集中しよう   集中の度合が理解の度合である
三、ムダをはぶこう   戦略の第一は時間の配分にある
四、勉強法を工夫しよう   工夫なき勉強に能率の向上はない
五、自己のペースを守ろう   他をみればスピードはおちる
六、断じて途中でやめるな   中断はゼロである
七、成功者の言に耳をかたむけよ   暗夜を照らす灯だ
八、現状に対し臆病になるな   逃避は敗北だ
九、失敗を謙虚に反省しよう   向上のクッションがそこにある
十、大胆にして細心であれ   小心と粗放に勝利はない
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