長崎を最後の被爆地に―祈りとは……許しとは……愛とは……母性とは……。昭和32年聖夜の物語。『祈り―幻に長崎を想う刻(とき)―』は、昭和32年の長崎を舞台に、焼け落ちた浦上天主堂に残るマリア像を人知れず運び出そうとする鹿と、忍の二人の女性を描いた人間ドラマです。「今まで、教科書では知り得なかったことが描かれていて、ビックリしました」と女優・高島礼子さん。彼女は隠れキリシタンの末裔で、昼は看護師、夜は娼婦という女性を演じました。「二度と戦争が起こらない世の中になるように、この作品から少しでも皆さんにメッセージが伝わりますように、心から願っています」と。原作は、長崎市出身で劇作家・演出家として日本の演劇界に多大な貢献をした田中千禾夫が1959年に発表し、第6回岸田演劇賞、第10回芸術選奨文部大臣賞を受賞した同名の戯曲であり、「日本演劇史の金字塔」と言われる名作です。この映画作品の主題歌に、さだまさしさんが歌う名曲「祈り」が起用されることになりました。これがいい歌なんです。




