ワークマン浦田

 巨人二年目の浦田俊輔(うらたしゅんすけ、23歳)選手が打撃時に着用しているバッティング・グローブが作業服専門店「ワークマン」で販売されているものだ、とテレビ中継で解説を務めた巨人OBの元木大介氏が紹介し、SNS上で大きな話題になりました。浦田選手が打席に立った際の選手紹介テロップに、「ワークマンの作業用手袋をバッティング・グローブとして使用」の文字が流れました。手元がテレビカメラに大写しされると、元木氏は「これがワークマンの手袋ですね、うーん」と発言。「初めてじゃないですか。プロ野球選手でワークマンの手袋で試合出てるのは」と話しました。その後、手の甲側が黄色で、手のひら側が黒色で手首にマジックテープのベルトがついた手袋がアップになり「ありがとうございます、カメラマンさん」と感謝。「刺しゅうとかも入ってないですよね」と説明しました。ほとんどのプロ野球選手は、スポーツ用品メーカーの野球専用の打撃グローブを着用しており、選手名や背番号が刺しゅうされています。元木氏は「ワークマンは冬とか風を通さない服とかいっぱいあって、すごくいいものがありますよね」と少々話が脱線すると、実況アナも「女性にも人気」などと追従します。「これだと家でも使えそうですよね。自分がしっくりくるんでしょうね」とまとめました。2人のやり取りにSNSでは「どういうわけかワークマン話になってる放送席」「野球の中継でワークマンの解説聞くとは思わなかった」「あたしも現場で使ってるよ!」などとコメントが並びました。

浦田俊輔 読売ジャイアンツ 内野手

 読売ジャイアンツの浦田俊輔選手といえば、プレーだけでなく、ひと目で分かる黄色い手袋が話題です。実際にこの手袋は、スポーツ用のバッティング・グローブではなく、ワークマンの作業用手袋が出発点だったことが報じられています。浦田選手は2024年にドラフト2位で入団した内野手です。この話が一気に広まったのは、2025年5月の「スポニチ」報道がきっかけです。記事では、チームメートが浦田選手の派手な黄色の手袋を見て驚き、確認したところワークマンの作業用手袋だったと紹介されています。さらに浦田選手本人も「本当です」と認めたうえで、中学校の頃からずっと使っていると説明しています。「薄くもなくぶ厚くもなく、自分の手にちょうどいい」という感覚面の理由からです。つまり、話題作りのためのネタではなく、浦田選手にとっては実戦向きの道具として長く使ってきた、というのが実態のようです。一般的にプロ野球選手のバッティング・グローブは、野球メーカーの専用品を使うイメージが強いですが、浦田選手はそれよりも手に馴染む感覚を優先しているようです。2026年4月放送の番組紹介でも、浦田選手ワークマンの手袋をバッティング・グローブとして使用していると紹介され、オープン戦でのアピールと合わせて取り上げられていました。「スポニチ」の記事では、先輩の小林誠司選手から打席前に「ワークマン行け!」といじられているエピソードも紹介されていました。珍しい道具ではあるものの、チーム内でもすでに“浦田らしさ”として認識されているのが分かります。

 浦田俊輔選手は、海星高→九州産業大→巨人の経歴を持つ内野手で、背番号は32です。大学時代は(福岡六大学野球連盟)、首位打者、盗塁王、最優秀選手賞(MVP)などを何度も獲得しました。走攻守三拍子揃った即戦力内野手として、一昨年ドラフト2位で入団した若手選手です。171cm67kg、右投左打の小柄な選手ながら、バットコントロールが非常に巧みで、広角に安打を打ち分けることができます。三振が非常に少なく、四球を選んで出塁できる粘り強さも持ち味です。最大の武器としては、50メートル5秒8の俊足があり、セーフティバントなどで自慢の快足を飛ばして内野安打をもぎ取る能力にも長けています。オープン戦で打率3割超とアピールし、開幕後もレギュラーとして使われることが増えました。俊足巧打タイプの若手として見られているのは、道具の話題だけでは終わらない強みです。俊敏性が高いだけに、フットワークがよく守備にも素晴らしいものがあります。5月30日の日本ハム戦では2盗、3盗と決めて一試合に3盗塁も記録し、現時点で盗塁12とチームトップで、セリーグでも2位です。「塁に出たら、常に次の塁を狙っている」ますます存在感を発揮して欲しい若手有望株選手です。これだけ足を使って走ることのできる選手は巨人では珍しいですから。球場への移動時間など、寸暇を惜しんで対戦相手の投球映像を見返す研究熱心さが、成功率の高さを支えています。チーム打率・総得点がいずれもリーグ5位にとどまっている中、攻撃を動かす存在になっている積極果敢な23歳の役割は、ますます重要性を増すものと思います。

 浦田選手の手袋がここまで注目されたのは、珍しいからだけではありません。プロ野球選手といえば高価な専用品を使うイメージが強い中で、身近な作業用手袋を自分に合うから使い続けているというエピソードには、どこか親しみやすさを感じます。テレビ番組やSNSでも、黄色い手袋が浦田選手の象徴のように扱われているのは、その“人柄が見える道具選び”が理由の一つだと考えられます。私は親しみを込めて「ワークマン浦田」と呼んでいます。

 株式会社ワークマンの広報担当者の話によれば、

「浦田選手が以前から弊社の作業用手袋をご利用いただいているという話は聞いておりました。放送後から、店舗にお問い合わせがきていると聞いています。ただ、この商品は基本的に全店で置いてある商品ではないため、たまたま浦田選手が行った店で取り扱われていたということになります。現在も全店で取り扱っている商品ではないので、お取り寄せということになります」

 プロが使うバッティング・グローブの値段はピンキリですが、平均でも5,000円以上とか。その点、ワークマンの作業用手袋は1,000円~1,500円ほどで購入でき、革の薄いバッティング・グローブよりも丈夫だし、手のひらを覆うグリップも強力で、バットを握ったときの滑り止めには最適でもあることから、浦田選手のお気に入りになったんでしょう。♥♥♥

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