「科捜研の女」打ち切り?

 毎週木曜日の午後8時、八幡は「科捜研の女」を楽しみに見ています。昨年観に行った「劇場版 科捜研の女」も大ヒットしましたね(私の映画鑑賞レポートはコチラです)。ところが、昨年の10月に、この木曜夜8時枠を22年間支えてきた沢口靖子(さわぐちやすこ)さん主演のこの人気ドラマが、今シーズンをもって打ち切りになるとの報道がなされました。ショックでした。1999年に放送スタートして、ついに21シーズン目に突入、現行連続ドラマとして最多シリーズ記録を更新していました。

 記事によれば、ドラマの低迷が原因ではなく、ドラマ枠そのものがなくなるのだとか。番組の視聴率は2ケタをキープしたものの、世代的には高齢者が多く、スポンサー受けがあまりよくないというのです。また、同局は昨年4月、“これからは19~49歳のファミリー層に働きかける” との基本方針を固め、若者受けするお笑い芸人を起用した番組作りにシフトしてきたといいます。その流れにあって、「科捜研の女」も例外ではいられなくなったということのようです。さらにもう一つの要因は、「科捜研の女」が、東映の京都撮影所をメインにして撮影されていることも、番組存続のネックとなったようです。 京都撮影所には「科捜研」の本拠地セットが作られ、島津製作所が手がける最新の科学機器が備えられました。それを見た京都府警の現職が「ウチより揃っていて、うらやましい!」とうなるほどでした。しかしながら京都での撮影は、出演者の出張費や滞在費が1話あたり200万~500万円余分にかかるとされます。テレビ局の懐具合も厳しくなる中、テレビ朝日は、『現代劇を京都で撮る必要はない』との結論にいたったようです。

 「科学は嘘をつかない!」普段は冷静沈着な京都府警科学捜査研究所(科捜研)の法医研究員の主人公榊マリコが、このキメぜりふで犯人を追い詰める「科捜研」がスタートしたのは、1999年10月のことでした。当時、科学捜査を切り口にしたミステリードラマは斬新で、瞬く間に世間の注目を集め、放送開始から22年も続くロングヒットになりました。テレビ朝日の開局60周年の2019年には、一年間を通してドラマが放送され、シリーズ初となる映画版も公開されました。現在も続く連続ドラマとして最長寿を誇る「科捜研」ですが、近年は揺らぎも見られました。 長年にわたってテレ朝の木曜8時枠を支えたドラマですが、実は沢口さんはあまり番宣をやってきませんでした。今回は挽回の意味も込めて、沢口さん自らバラエティー番組や雑誌などに登場し、番組のPRに努めていました。その結果、昨年10月14日の初回放送は視聴率12.8%と好スタートを切ったものの、第4話(9.9%)、第6話(9.2%)、第7話(9.8%)、第10話(8.3%)と徐々に落ち込んでいました。マンネリ化を指摘する声や、コメディー路線を強くしたことが視聴者層に受けていないことなどが指摘されています。そこで、「木曜午後8時のミステリードラマ枠」自体が消えることになりそうなのです。

 これによって新たな期待も生まれるんです。もう一つの沢口靖子さん主演のドラマ「鉄道捜査官」(テレビ朝日系)です。これは沢口さんが鉄道捜査隊の刑事を演じ、鉄道に関する様々な事件を解決するドラマで、『土曜ワイド劇場』でスタートし、鉄道ファンに人気を博しています。年に1作のペースで作られてきたのですが、2018年5月の第18作を最後に放送のペースが落ち、2021年8月の第19作まで放送されませんでした。理由は沢口さんが「科捜研」の女で忙しかったからと言われています。もし、「科捜研の女」が終了するとしたら、沢口さんのスケジュールが空き、「鉄道捜査官」の放送ペースが上がるのではないかと考えられないこともありません。科捜研の榊マリコの白衣姿もいいのですが、東京駅を颯爽とパトロールする花村乃里子も素敵ですからね。「鉄道捜査官」の未来のカギは「科捜研の女」が握っていそうです。

 主演の沢口靖子さんは、都内の一等地に建つ推定3億円のマンションのペントハウスを現金一括で購入していたことが報じられたばかり。「科捜研の女」は2クール放送のため、一年の半分以上は京都に滞在してきた沢口さん。東京で高級マンションを購入したのは、「もう京都には行かなくてよい」ということなのかもしれません。♥♥♥

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