快速「マリンライナー」のマリンパノラマ席

 岡山駅高松駅を瀬戸大橋経由で結ぶ「快速マリンライナー」(5100系)。通勤・通学客で混雑するのに加え、出張客や旅行客なども利用するので、5両編成の列車はいつも大混雑しています。この瀬戸大橋線は、JR西日本のドル箱路線なんですね。「快速マリンライナー」は、特急列車並みの時速130キロで運行されているため、岡山駅から高松駅までの71.8㎞の距離を約55分で結んでいます。およそ30分に1本の運行なので、待てば座ることはできますが、4両ある普通車自由席は、関西地方を走る新快速と同じシートの配列で、悪くはないのですが、混雑時は結構窮屈です(写真下)。先頭車は二階建て車両のグリーン車です。


 1号車は指定席とグリーン席となっていて、2号車から5号車が自由席となっています。2階建て車両の1号車1階部分が通常の指定席となっていて、2階部分と運転席のすぐ後ろにあたるパノラマ席がグリーン席となっています。2階のグリーン席に行くには螺旋階段を少し上がっていきます。車内はカーペット敷きで落ち着いた雰囲気です。青を基調としていますから、海(マリン)を意識しているのでしょう。やはり2階は眺めがいいですね。座席配置は2+2人の横4列構造で、全部で8列あります。テーブルは、座席背面式の大きめのテーブルです。座席背面には、コートフックや網状マガジンラックもあります。マリンパノラマと呼ばれる、運転席のすぐ後ろの4つの座席が特に眺めが抜群です。私もこのマリンパノラマ席を取って、瀬戸内海の眺めを堪能しました。瀬戸大橋」を渡っている時間は、約10分ほどです。

 この席は運転席のすぐ後にあるため、前面展望も広がっていますし、横の窓も大きくとられていて、瀬戸内の海や四国島内ののどかな風景を眺めることができますよ。パノラマグリーン席は通常の乗車券とは別にグリーン料金がかかります。他のグリーン席とは隔離されており、荷物を置くスペースも完備されているので、スーツケースや大きな荷物も存分に置くことができます。ブランケットがシートポケットに完備されているので、エアコンが苦手な人にも優しい配慮がなされています。

 「瀬戸大橋」の上を渡る際には、幾分スピードを落として走ってくれるので、瀬戸内海と瀬戸の島々の景色を楽しむのには絶好の列車だと思います。

 この車両、2004年、鉄道友の会回選定の「ブルーリボン賞」、(財)日本産業デザイン振興会の「グッドデザイン賞」をダブル受賞しています。地域の象徴として誇れるデザインを目指した外観の形状、「瀬戸内海の深い紺」「夕日に輝く茜」をベースに美しく変化する彩りを外板、室内にアレンジ、香川県と岡山県が「桃太郎経済圏」にあることを表す桃太郎のワンポイント、などが受賞理由となりました。♥♥♥

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