マリックさんと娘ルナさん

   大好きな「超魔術」マジシャンのMr.マリックさんと、娘でラップ・ミュージシャンのLUNA(ルナ)さんが、2024年3月5日放送のテレビ朝日系「徹子の部屋」に出演しました。私はビックリしました!LUNAさんは、2019年に父のマリックさんと同番組に出演した時には、ふっくらとしておられましたが、この半年で22キロも痩せておられました!食事と運動で、体重を落とすだけでなく、くびれまでできて〔笑〕。マリックさんも娘の激変に「これはいちばん驚きましたね。マジックより驚いた!」と笑っておられました。その後、ダイエットインストラクターの資格も取得。LUNAさんは「コロナ禍で歌の仕事もお休みになってしまったので、その間にダイエットインストラクターの免許を取ってみようかなと。なので、徹子さんのボディメークもできます」と語りました。実は、私も昨年股関節の手術のために1ヶ月ちょっと入院し、退院したときには18キロも痩せていました。間違いなく定期的でカロリー控えめの病院食のおかげですね。

 マリックさんは、これまで多忙すぎて家族団らんとは程遠い家庭でしたが、孫たちの影響で家族の形に変化が起こっていることを明かしました。これまでプライベートで家族旅行に行ったことすらなかったのですが、今回、孫の発案で千葉に家族旅行へ出かけ、いちご狩りやカラオケなど、マリックさんにとって初めて尽くしの素敵な旅になったと言います。娘のLUNAさんとは、なかなか面と向かって話したり電話はしづらいため、一時疎遠になったことがあったとも語りました。しかし、娘とLINEをするようになってから、日々の他愛のない交流ができるようになり関係が改善。今では、家族全員でグループLINEを行っているそうで、その楽しいやり取りの様子も紹介されました。

 ずいぶん前のことになりますが、テレビ朝日系「しくじり先生 俺みたいになるな!!」(2017年6月25日)に、超魔術師・Mr.マリックと、ヒップホップ・レゲエ歌手の娘さんLunaが親子で登場したことがありますので、振り返ってみたいと思います。1989年に人気絶頂で仕事は絶好調、きてます」「ハンドパワー」などが流行になったマリックさんですが、一方で、家庭は全く顧みていなかったと言い、家族はバラバラになったと言います。仕事の忙しさにかまけて家庭に一切関わろうとせず、たまに一緒に家にいることがあっても仕事部屋にこもりきりで会話をする暇もなく、修復不可能なくらいまで家庭崩壊をしていた過去を赤裸々に告白していました。そして自らの失敗から導き出した「家庭崩壊を引き起こす親にありがちな3つの特徴」を徹底分析しました。同番組にこれまで2回出演しているマリックさんですが、授業のための打ち合わせを重ねるたび、“家庭崩壊”を引き起こした自らの過去のしくじりを語りたいという使命感がわき、今回、娘とともに教室にやって来たと明かします。そこで、今回は「修復不可能なくらいまで家庭崩壊しちゃった先生」として、「仕事を優先し過ぎて、家庭を崩壊させないための授業」を2人で行うことになったのでした。

 長女のLunaさんは当時、家出を連発し不良の道へ。警察には20回以上も補導されました。長男は毎日部屋にこもってゲーム三昧、妻とのコミュニケーションもゼロとなり、マリックさん自身も、ストレスによる顔面麻痺(神経が切れてしまい、顔の右半分と左半分がずれる)のために、ステージ上で「ハンドパワーです」と言えなくなってしまい(パピプペポが言えない)、入院生活を一年も余儀なくされたこと(当時のマリックさんに対するバシングは半端でなかったんです)、娘のLUNAさんが、父親が有名人のために小学校でいじめられ(スプーンを親父に曲げてもらってこい!」)、中学校でぐれて退学になったことは有名な話です。あの華やかな超魔術のマリックさんにもこんな辛い時期があったんですね。

 それが、こうして2人で番組出演することが奇跡のように思えるという親子ですが、どのように家庭が崩壊していったのか?そしてどのように立ち直っていったのかを、赤裸々に解説しました。マリックさんは、自らの失敗から導き出した「家庭崩壊を引き起こす親にありがちな3つの特徴」を徹底分析し、LUNAは娘の立場から、なぜ不良の道に走ってしまったのか、当時の思いを打ち明けていきます。家庭内での3つのしくじりとして、1)家庭を顧みず仕事優先。仕事と家庭のON、OFFがない。(2)家でもMr.マリックの衣装で生活。(3)子育てを妻に丸投げし、大事な時に(子どもを)叱れない人間「家族写真は1枚しかない」など衝撃の告白をしていました。そんな父親にLUNAは強烈に反発。また、父親の影響から小学校で友だちからいじられ続けたこと、自分と向き合わない父親に「小学校3年で父に話しかけるのをやめた」と絶縁状態に。その後、私立中学に進学するも「ほとんどの校則を破った」と2年生で強制退学処分になります。「グレることで個性を出そうとした。どこにいってもマリックの娘だった」と当時を語りました。ヤマンバ・メイクで、渋谷センター街でしょっちゅうたむろしていました。しかし、そこから向き合ってくれた父親。立ち直るきっかけ、歌うことのきっかけをくれたことに「父からもらった、家族愛のパワー。本気で叱ってくれたパワーは、ハンドパワーよりもすごい。ありがとう」と感謝しました。マリックさんは「こんな言葉を聞けるとは思わなかった。本当に困ったことだった。中学を追い出されたら本当に困る」と当時を振り返り、声を震わせ涙を流しました。ヒップホップに興味を持った娘が、大好きなアーティストがニューヨークのアポロシアターで歌っていることを聞きつけ、ニューヨークに行きたいと訴える娘に、「よし、行け!」と送り出してくれました。19歳の時でした。アポロシアターのアマチュアナイトで4位に入賞したLUNAさんは、日本でラップ歌手として活躍します。最後は「仕事を優先して家庭を顧みない人へ」と実体験から学んだ反省を踏まえ、「家庭より大切な仕事はない」とメッセージを送り、ビリビリに破れた家族の絵を元に戻すマジックで、離ればなれになった家族をつなげる、まさにハンドパワーを見せつけたのでした。

 有名になる以前のマリックさんの苦労話については、異色マジシャン・カズ・カタヤマさんの著書『図解マジックパーフォ-マンス入門』(東京堂、2006年)の巻末に(p.225-259)収録された、マリックさんへの詳細なインタビュー記事に載っています。また、アメリカのマジック専門誌MAGIC の2010年11月号には(今は廃刊)、マリックさんの特集記事が組まれていて(pp.44-51)詳しく出ていました。人気だったAKBもデビュー時は大変苦労したことは有名ですが、みんな最初は苦労しているんですね。「No rain, no rainbow!」ということです。 

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▲マリック特集のMAGICとカズ・カタヤマ本

▲『MAGIC』2010年11月号のマリック特集

 「Mr.マリック超魔術団2024」(東京公演)が開催されました。サイキックエンターティナーMr.マリックさんの進化し続ける超魔術の世界と、娘・LUNAさんのライブ初共演です。歌と音と光の演出で会場が一体となり、LUNAさんの手振りを真似して盛り上がりました。テレビで恒例の「Mr.マリックと天才頭脳集団の見破りバトル」に、会場のお客さんもスマホを持って全員で参加しました。そしてMr.マリックの代名詞、「スプーン曲げ」に会場の観客全員で挑戦!果たして、あなたのスプーンは曲がるのか!?マジック界のレジェンドMr.マリックによる、最高難度のマジックショーを目の前でご体感ください。ハンドパワーが、きてます!このショーのダイジェスト版がBS朝日で4月12日に放映されました。

 時は過ぎて、先日11月25日(月)のカズレイザー「X年後の関係者たち」で、「超魔術師Mr.マリック」が特集されました。工業高校を卒業して、パロマに就職。一年で辞めて名古屋でマジックショップのディーラーに、そして上京し伊勢丹デパートのディーラーを13年勤め腕を磨き、ハワイの国際奇術大会で優勝します。浅草のホテルでショーをやっているところを、テレビの深夜番組「11PM」のプロデューサーにスカウトされ、爆発的な反響を引き起こし、超魔術師への道が開かれました。「きてます」「ハンドパワー」などの決め台詞の由来を関係者たちが、知られざるMr.マリックの秘密を告白、超魔術ブームの舞台裏を語り尽くす好番組でした。そこでも小学校時代、「放任主義」の父親であったことをLUNAさんが証言していましたね。♥♥♥ 

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