describe/ explain

 「その食べ物の味を説明するという日本語を英語に直してもらうと、高校生は日本語の「説明する」につられて、“explain the taste of the food”とやってしまうことが多いようです。単語集などで「explain=説明する describe=描写する」と単純に覚えているからです。しかし、ここでは、“describe the taste of the food” とするのが自然で一般的です。“explain the taste of the food” は文法的に間違いではありませんが、やや不自然です。

 describeは、見たまま・感じたままを言葉で表現することで、見た目・味・匂い・感触などの性質を言葉で表す時に使うので、味の説明にはピッタリです。例としては、甘い、辛い、スパイシー、クリーミー など、その食べ物の特徴や様子を詳しく伝える時にはdescribeを使います。相手の頭の中にその味のイメージを浮かび上がらせる感じです。

 一方のexplainは、理由・仕組み・プロセス・背景を説明する時に使う言葉で、「なぜそういう味がするのか?」「その味がどうやって作られているのか?」までを説明します。次の例を比べてみてください。

<比較>

Describe the taste of the food.(その食べ物の味を描写してください)

Explain why the food tastes bitter.(その食べ物が苦い理由を説明してください)

 「味」という感覚的なものをexplainするとは言いません。explainは、理由・仕組みを説明する時に使うので、冒頭の文脈では不向きなのです。もし「なぜその味になるのか(調理法や材料)」までを話すのならexplain も使うことができます。ほとんどの日常会話では、“What does it taste like?”(それはどんな味?)という表現が最もよく使われます。

 竹岡広信先生の最新作『LEAP Basic必携英単語』(改訂版、2025年)は、これら類義語をグルーピングしてニュアンスの微妙な差違まで細かく記述されていて感心するところです。このような単語集を他に知りません(⇒この最新版の私の紹介記事はコチラをご覧ください)。♥♥♥

describe ~を説明する ▲「人、物などの特徴)を「見た目はこんな感じです」と(言
葉で説明する」
explain ~を説明する ▲「(難しいこと)を(分かりやすいように言葉で)説明する」
show 「(言葉に加え、実際にやってみせたりして)説明する」 (『LEAP Basic』)

▲改訂版で大きく変わった『LEAP Basic必携英単語』

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