HAPPY SWEETS FACTORY

◎週末はグルメ情報!!今週はスイーツ

 週に一度古志原に温熱療法(テルミ)に通う帰り道に立ち寄るお店です。お店の場所は松江市上乃木5丁目「イオン エクスプレス上乃木店」の裏にある複合施設「MONOTONE(モノトーン)」新棟02BLACKの2階にあります。2024年5月に誕生した新しいスイーツショップです。「幸せなお菓子を生み出し続ける」という想いを込めて名付けられたスイーツショップ「HAPPY SWEETS FACTORY」(ハッピースイーツファクトリー)です。木次牛乳を主体とした島根の食材や、様々な食材を使用したこだわりスイーツを届けておられます。コンクリートの階段をどんどん上がって、さらに建物に入り2階に上がっていきます。

 あまりにもきれいな木の階段が待ち受けていたので、入り口で靴を脱いで階段を上がり、お店の中へ入りましたが、「靴のままでいいですよ」と店主さん。「靴を取ってきましょうか?」と実に親切です。ショーケースの中には素敵なスイーツがズラリと並んでいます。

 こちらは【ギフトエリア】です。

 店主の吉岡 徹さんと奥様の菜緒美さんのお二人で切り盛りしておられます。今日じっくりとお話をうかがったところによれば、実は店主の吉岡さん、伯耆町のアクイール風彩森迎賓館にある、アシェットデセール専門「premiér(プルミエ)」のパティシエをされていたお方なんです。独立し、奥様の菜緒美さんと共に新しくこのお店をオープンされました。

 

    入り口の壁には、吉岡さんがデザイナーの方と一緒に考案したお店のロゴコンセプトが掲げられています。お店を開くにあたって、「パティスリー吉岡」など、ご自分の名前を店名に入れなかったのには理由がありました。「吉岡徹という名前を売りたいのではなく、自分の作ったスイーツを食べてお客様が幸せな気持ちになってもらえることが嬉しいんです。幸せを作り出し、お届けすることが出来れば」と話す吉岡さん。「HAPPY SWEETS FACTORY」という名前は、「スイーツで幸せを生み出す」という意味が込められているんだそうです。ロゴの下のコンセプトですが、是非皆さんがお店を訪れた時に読んでもらえたらと思います。「カーテンから差し込む光と和室の敷居。カーテンは時間の境目。敷居は場所の境目を表している。洋(カーテン)と和(敷居)を合わせ、洋と和が融合したスイーツを表現。人生の節目には必ずHAPPY SWEETS FACTORYがあったと思い出してもらえるように」と、人生の節目に『幸せ』になるスイーツを生み出していく、という店主さんの熱い思いが込められています。

 初めてお邪魔した時に聞いた情報によれば、一番の人気商品が生クリームサンド「AWASE」(アワセ)だそうです。はちみつを使用した生地は、まるでシフォンケーキのようにふんわりと、カステラのようにしっとり。中のクリームは北海道産生クリームをベースに、脂肪分や甘さのバランスまで緻密に調整されたもの。「濃厚だけど重たくない」絶妙な味わいは唯一無二。どこか「和」の雰囲気も感じる、ここでしか味わうことのできない味わいです。仁多米の米粉、きび砂糖、米油を使用、白砂糖不使用のもの、ショコラ・カフェラテ・いちごなど10種類以上味のバリエーションがあります。吉岡さんご実家のルーツ「和菓子」×兵庫県のエスコヤマで修行した「洋菓子」からインスピレーションを融合させた逸品です。自然のまま、シンプルにストレスなしの美味しさをみんなに食べてもらいたい!そんな思いもあり、優しく挟む生クリームサンドの形になりました。私が薦められたのは一番人気の「プレーン」。初めて食べる食感でした。生地は、ふわふわでどこか懐かしさも感じられ(カステラの感じから来るもの)、生クリームも甘さ控えめで食べやすかったです。二度目にお邪魔した時には「プレーン」が売り切れており、「ラムレーズン」を買って帰りました。これも美味しかった。

▲たっぷりの甘さ控えめな優しい滑らかなクリームとシューが口の中でいいバランス

▲ラムレーズンのAWASE

 店名にあえて個人名を入れず、“FACTORY(工場)”としたのは、主役は作り手ではなく、ここから生まれる「菓子そのもの」でありたいという決意からだそうです。洋菓子、和菓子両方の経験がありそこから表現する菓子だからこそ、あえて「SWEETS」にしており、あくまで大切なのは名前を広めるためではなく「菓子・スイーツ」であり、その「菓子・スイーツ」を生み出し続ける「工場(こうば)」であるべきという理由からでした。名前が生まれたきっかけは、修業時代のある出来事。ハードな日々の中で心が折れかけていた時、店頭でお菓子を見つけて嬉しそうに笑う女の子とおばあちゃんの会話に救われたというエピソードが語られています。「美味しい」は誰かの日常を支えるもの。その原点が、このお店の名前に込められています。「HAPPY SWEETS FACTORY」の特徴は、余計なものを足さず、素材を最大限に深掘りする“引き算のスイーツ”でした。

  甘さは控えめに整えられ、生地の気泡や水分量、糖度まで計算された繊細な仕上がり。洋菓子と和菓子、両方の経験を持つ店主だからこそ表現できる、シンプルで奥行きのある味わいが魅力です。ショーケースの正面にズラリと並んだ焼き菓子も人気のようで、先日は市内の「みしまや」の一角で発見して購入しました。私のお気に入りは、「バターシューラスク」「フィナンシェ」。全国のラスクを食べ歩く私がまだ味わったことのないラスクでした。一口頬張ると、ザクザクっと心地よい食感で、しっかりした歯ごたえがクセになります。食べ進めると、じゅわーっと広がるのは、濃厚なバターの芳醇な香りと深いコク。ひと口ごとに満足感がたっぷりです。ただの焼き菓子じゃない「贅沢感」がしっかりと感じられます。

  店内の「イートインスペース」は4席ほど。焼きたてのお菓子の香りに包まれながら過ごす時間は、まさに小さなご褒美ですが、焼き菓子の方が忙しくてなかなか開けることができないでいます、とのことでした。夫婦お二人で営まれる温かな工房で、“幸せを生み出すスイーツ”をぜひ体感してみてください。ご主人は私が教員になった初任校の平田高校の出身であること、ソフトテニス部であったこと、偉大なパティシエ辻口さんとのつながりなど、私との共通点をうかがいました。和菓子屋を家業とする家に生まれ(ご実家は出雲市の吉岡製菓さん)、将来は菓子職人になるだろうと思っておられたそうですが、学ぶために選んだ進路は製菓専門学校ではなく、現在の島根大学の生物資源科学部でした。和洋問わずにお菓子で使われる果物はいったいどうやってできているのか。それがまさに吉岡さんの原点でした。♥♥♥

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