◎週末はグルメ情報!!今週は出雲そば
かつて松江一畑百貨店の5階にあった「奥出雲そば処一福」(いっぷく)が、閉店してもうずいぶんになります。私はよく旅帰りに出雲そばをいただきに立ち寄っていました。昨年5月29日に「奥出雲そば処一福松江駅前テルサ店」が、松江駅前テルサの2階に再びオープンしましたのでお邪魔してきました。本格出雲そばの老舗名店です。

島根県飯石郡飯南町頓原。大正11年、鮮魚と仕出しの伊藤商店として産声をあげた「一福」。昭和33年、伊藤ソメがそば処として「奥出雲そば処 一福(おくいずもそばどころ いっぷく)」を開店したのが「株式会社 一福(かぶしきがいしゃ いっぷく)」の始まりです。「一福」のそばは、甘皮も一緒に挽きこんだ「一本挽き」の黒いそば。“挽きたて、打ち立て、ゆでたて”の三たてのそばを基本として、創業以来変わらぬ美味しさの出雲そばを提供しています。製法や伝統の味を守りながらもお客様の要望に沿って、そば一筋に努力をし続けてきました。“奥出雲の野趣あふれる素朴な味わい”を楽しむことができます。徹底した管理のもと、自社工場でそばの製造を行っていて、麺の太さ、コシなど、手打ちにできる限り近い状態に仕上げており、創業当時と変わらない美味しさを守り続けておられます。
「一福」の本生そばは、製造工程で熱処理を施していません。そのためそばの風味を損なうことなく、美味しさを保っています。豊かな味わい、本生ならではの喉ごしを楽しむことができます。
出雲地方独特の食べ方が、漆器を重ねた「割子(わりご)そば」です。その昔、そばを野外で食べるためには重箱が用いられていました。出雲地方ではその重箱のことを割盒(わりごう)と呼んでいました。当時の「割子」は四角やひし形など様々な形だったのが、明治40年頃、四角だと四隅が洗いにくいとの衛生的見地から、丸い漆器に変わったそうです。薬味を乗せ、濃いめのだしを直接絡めて食べます。出雲そば独特の力強い風味が引き立つ食べ方として、親しまれています。玄そばを使用して殻ごと石臼でひいて少し黒くて香りの高い麺が特徴の出雲そば。ゆでた麺を冷水でしめます。
割子がやってきました。食べ方はこうです。重ねたまま添えられたいろいろな薬味をそばの上に散らします。つゆをかけて1段目をそばつゆを足して食べます。一段目を食べ終えたら残ったそばつゆを2段目にかけ、薬味を散らしそばつゆを足して食べます。順に三段目も同様に薬味を散らし、そばつゆを足して食べるのです。
一緒に頼んだ飯南町特産の驚くほど肉厚でプリプリの舞茸(まいたけ)を使用した「舞茸天ぷら」が絶品でした。サクッとした衣で香りを閉じ込めます。寒暖差のある自然の中で栽培された舞茸は香りが良いそうです。 ボリューム感のある舞茸天ぷらが、ドーンと鎮座しています。数多くの商品がメニューにはありますが、舞茸選択で、料理を選ぶと間違いなしです。舞茸ってこんなに美味だったんだ!?窓際のカウンター席で、のんびりとJR松江駅に入線・発車していく列車を見ながら美味しくいただきました。♥♥♥






