模擬試験の「見直しプリント」

 勝田ケ丘志学館では、先週末に河合塾第2回全統記述模試」を実施しました。私は金曜日に模試問題をもらって帰り、いつもならその夜のうちに全部解いて「見直しプリント」のたたき台をパソコン入力・プリントアウトします(「一太郎」を使用)。ところがこの日は、お弁当屋さんで買って帰った「夏の牛カレー」を食べた所、胸がムカついてきて、ベッドに入って寝ていたら、急に酸っぱいものがこみ上げてきて、ベッドに食べたものを全部吐き出してしまいました。こんなことはもう何十年振りです。後片付けが大変でした〔笑〕。この日はその後何も手がつかず予定が大狂いしてしまいました。取り返そうと、土曜日・日曜日に必死で入力、推敲、手直し、校正を何度も繰り返していました。もう真っ赤っかです。ずいぶん時間をかけて作っているんです。行きつけの喫茶店で仕上げをします。こうやって何とか月曜日にB4判裏表の「見直しプリント」を生徒たちに配布しました。生徒たちに「やりっ放し」にするな!と強調しているからには、私も「やりっ放し」にはできません。長年こうやって実施後すぐに、生徒の記憶の新しいうちに「見直し」をしてもらうことにしています。

 いつも口を酸っぱくして言っていることですが、成績の伸びない(力のつかない)生徒に共通の特徴「やりっ放し」です。⇒私の考えはコチラ  自分がなぜここを間違えたのか?ということを振り返りもせずに、そのままに放置してしまいます。当然また同じ箇所を間違えます。これに対して、成績を伸ばす生徒たちは、徹底的に繰り返し、自分の答案を見直しています(私はここら辺を、「賢者は歴史に学ぶ」というビスマルクの言葉を引用して、生徒たちに強調しています)。以前、私が松江北高で担当していた女生徒Kさんは、定期考査も模試も常に満点でしたが、テスト直しはそれこそ真っ赤かにしてノートを作っていました。「全問完全な自信があった訳ではない。あやふやなままに解答して、たまたま正解だった問題もある。それを自分で納得して理解しておきたい」と。センター試験本番でも当然のことながら、筆記200点満点/リスニング50点満点でした。直す箇所など全くない生徒が、これだけ徹底して反復しているのですから、力がつくはずです。東京大学の二次試験英語の得点も信じられないような高得点を取り合格しました。時を置かずして見直しをしてもらいたい(鉄は熱いうちに打て)という気持ちで、私は長年、模試の翌日「見直しプリント」を配布して、生徒に「復習」(復讐?)を迫っています。そこには解法の手順、ポイント、難易度、注意事項、勉強の仕方、などが事細かく書き込まれています。全国の先生方から見せて欲しいという要望が強かったので、講演会などではできるだけその現物を示すようにしてきました。実は、私自身も、こうやってしっかりと問題と向き合うことで、どこで生徒たちが間違えるのか、出題者の狙い所、頻出事項、難易度判定、平均点の予想など、ずいぶんと益するところがあったように思います。生徒への指導だけでなく、自分の力をつけるためにも模擬試験を活用したいものです。教員の世界ではここら辺を疎かにしている人も見られます。いつも言っていることですが、「やりっ放し」にするのではなく、必ず「見直し」をして、同類の問題が出た時には、絶対に落とさないようにする姿勢が重要です。合格を勝ち取った多くの先輩たちが、後輩たちにいつもアドバイスしてくれるのもこの点です。失敗とは、つまづくことではありません。つまづいたままでいることなんです。この言葉を肝に銘じて、残り少ない演習の期間を充実させたいものです。

 「準備→本番→見直し」のサイクルを愚直に繰り返すことだけで、力がずいぶんついていきます。今日も「見直しプリント」を配りながら、「やりっ放し」にせずに、もう一度問題と向き合うように強調しました。♥♥♥

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