菓子「はな」

◎週末はグルメ情報!!今週は和菓子

 以前に、和菓子「菓子はな」(米子市目久美町)「どらやき」を知人からいただいたことがあって、あまりにもふわふわで美味しかったので、今日は中華「新宝楽」に行った帰りに立ち寄ってみました。お店はお隣にあります。しかしまだ12時過ぎだというのに(開店は午前10時)、全部売り切れで買うことができませんでした。やはり人気店ですね。こしあん(私はこしあん派です)の「わらび餅」だけが2個ほどあったので、購入しました。これが実に美味しかったですね。京都の問屋さんから取り寄せた本わらび粉を100%使用して作った「わらび餅」です。一般に売られているものとは食感が全く違い、お客さんからは「一度食べたら病みつきになる!」と大変好評だそうです。そこでもう一度何とか手に入れようと、リベンジに水曜日の10時に強風の中を自転車をこいで行きましたが、なんとシャッターが閉まっていて定休日。ガーン!それならと、再び金曜日にお昼頃訪問してきました。後日ご主人に伺ったところでは火曜・水曜が定休日だそうです。数をあまり作っていないそうで、大量に買って帰るお客さんがおられると、すぐになくなってしまう、とご主人。今日は詳しくご主人にお話を伺うことができました。

 切り盛りする若手菓子職人の花田さんは、鳥取県日野郡伯耆町出身です。大学卒業後、和菓子好きが高じて岡山県にある和菓子の製造工場(老舗の源吉兆庵」です)へ就職されました。そこで5年ほど和菓子に関する製造技術や基礎などを学び、和菓子職人としての技術を身につけます。香川や東京などで10年以上もの間、和菓子の修行に打ち込んだ花田さん。そして地元へ戻り、今の場所(米子市目久美町38-8、日本交通バス営業所隣)に5年前に(2020年3月)自身の店「菓子はな」をオープンされました。和菓子に使う材料は花田さんが厳選して、それぞれ豆や寒天など素材の特徴を理解し、作りたいお菓子によって使い分けているそうです。香りの違いだったり、崩れにくさ(豆の形が残りやすいもの)の違いだったり。また、これらの材料以外にも、お菓子のベースとなる卵や小麦粉、わらび粉、くず粉、お水、さらには道具選びにも凝っています。「添加物を使わないから日持ちはしないし、限られた数しか作れないけど、手作りの味にこだわりたい。」花田さん。工場製造や和菓子屋での修行時代に培った知識を活かしつつ、「菓子はな」では、手作りならではの味わい、風味を大事にしておられます。店内で花田さんの和菓子を見ていると、どれもお菓子に込める愛情、やさしさみたいなものを感じました。店主がお一人で製造と販売をされています。店内の大きなガラス窓からは奥の工房の様子を直接見ることができます。小豆を炊く赤銅の釜や、整列した幾つもの道具類はピカピカに磨き上げられているのがよく判ります。あくまでも主役はお菓子なのでしょう。どのお菓子も美しくて目移りしそうです。

 自慢の和菓子が並ぶ中、「どれがイチオシ?」との質問に「(数秒悩んだ後に)う~ん、どら焼きですかね~」花田さんが「どら焼き」をオススメするのにはちゃんとワケがありました。製造工場での修行時代、その時によく作っていたのが「どら焼き」でした。なので「どら焼き」には特別な思い入れがあるのだそうです。また、何軒もの「どら焼き」を食べ歩いて研究もしたそうで、その時見つけた自分好みの「どら焼き」に近づけたいと思って作られたのが、「菓子はな」「どら焼き」だそうです。手に持つと、ずっしりとあんこの重さを感じます。柔らかくもあり、もっちり、しっとりとした生地の中にゴロッと粒感たっぷりのあんこがたっぷり入っています! あんこはそんなに甘くなく豆の風味が豊かなひと品です。 食べ応えもあるので1個で満足感もあり、もちふわの食感が堪りません。これはみんなが好きになる「どら焼き」です。小豆の一粒一粒が崩れないように、丁寧にふっくらと炊かれた粒餡をしっとりときめ細やかな、それでいて柔らかい皮でやさしく包んでいます。

▲このどらやきがフカフカで美味しい!

 特に「素材の味を生かすことを意識」しているこだわりで、あんこに関しては製餡設備を持ち、全ての餡はお店で豆から製造しています。県外で17年和菓子の製造に関わってきましたが、鳥取県の食材は品質が高く、美味しい和菓子を作ることができます。現在、大豆やもち米・卵は鳥取県産のものを使用しています。「私どものような個人店では大量に安定的な原材料の供給は必要ありませんので、地元産の品質の良いものを使ってその日にお出しできる商品を作っていきたいと考えています。その他にもできるだけ添加物は使わないようにしており、日持ちがしない難点はありますが、素材本来の味を安心安全に召し上がっていただきたいです。」とのこと。無添加なので、安心して食べることができるし、甘さ控えめで上品な味です。

▲「菓子はな」のご主人

 就職したメーカーでは、独立して個人店を経営している職人の方を招いて技術講習を行なっており、その講習での技術に衝撃を受けました。その時配属されていた部署では普段機械を使っていたので、手で作り出されるお菓子の様子は、まるでマジックを見ているようでした。和菓子は間口が広く、自然の美しさを表現する「芸術的なもの」であり、日常で小腹を満たす「日々の身近なもの」であり、節句のお菓子や建前での餅投げ等行事で使う「人生の節目を飾るもの」、また「大切な誰かに贈るもの」でもあります。和菓子は“人それぞれの人生が見える”、そんな所に惚れ込みました。来てくださったお客様と和菓子の好みやこだわりを語ったり、食べる場所や一緒に食べる人・贈る人のことを語ったり、時にはお客様とお祝い事を喜んだり、和菓子を通じてお客様と繋がれることに日々喜びを感じておられます。

▲上品で美味しそうな和菓子が

 どんなお店にしたいですか?」という質問には、「地元の人々に気兼ねなく立ち寄っていただける、地域に根差したお店にしたいと思っています。和菓子屋と聞くと、少し男性は入りづらいイメージかもしれません。現在も大半は女性のお客様ですが、男性でも仕事帰りにふらっと立ち寄り、どら焼き1つ買って小腹を満たしていただきたいです。これまでの経験を活かして、当店でしか食べられない商品をお客様に提供し続けたいと思っています。」 私は今この和菓子店にはまっています。♥♥♥

カテゴリー: グルメ パーマリンク

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