岸田牧場の「牛乳便り」

◎週末はグルメ情報!!今週は牛乳

 もうずいぶん前のことになります。米子西高校にお勤めだった故・福田理尋先生(ご自身も超一流の料理人でした)が、八幡の自宅にふぐ鍋の材料を届けてくださったんですが、それと一緒に、岸田牧場「牛乳便り」というミルクが入っていました。「自分は料理にもこの牛乳を使う。絶対に美味しいから飲んでみて。普通のスーパーには置いていませんが…。」とのことでした。お帰りになってから一口飲んでみました。濃い~!ちょうど、北海道で飲んだ「四つ葉牛乳」とおんなじくらい濃くて美味しい牛乳でした。めちゃくちゃ濃くて、それでいてすっきりとした後味、独特の乳臭さがほとんど無いとても上品でおいしい牛乳でした。飲んだ時は、口の中に幸せな味が広がり・・・ゴク、ゴク、ゴク・・・はぁー、おいしいなぁ!・・・実感でした。

▲お便りをイメージして切手に見立てた牛の写真

 味をしめた私は、早速翌日、松江市内中のスーパーをくまなく「捜索」して、この牛乳を探し回りましたが、どこにも置いてありません。探し疲れて、田和山「今井書店」に本を探しに立ち寄ったところ、なんと、入口のカフェの冷蔵庫に1本だけこの牛乳が置いてあるのを発見しました!おい、おい、牛乳を「今井書店」で発見だぞ!お店の人に尋ねてみると、人気なので定期的に入荷するとのこと。以来、年が明けても、田和山に出るたびに、今井書店からこの牛乳を買って帰っていた八幡でした。「この牛乳ほんとうに美味しいです。市内のどこにも置いてありませんよね~」と、店員さんと話していたところ、「ラパンにはありますよ」との情報。帰りに、私の自宅のすぐ近くの「ラパン」に寄ったところ、大量に置いてあるではありませんか!!あれだけ市内中のスーパーを探し回ったのに…。「灯台下暗し」とはまさにこのことでした。自宅のすぐそばに売れていたなんて!これで、学校の帰りに買って帰れるようになりました。ただ人気のようで、棚に置いてないことも幾度となくあります。美味しい!!!普通の牛乳よりもかなりお値段は高いんですが、投資する価値は十分にありますよ。

 中国地方の名峰「大山」山麓のふもとに岸田牧場はあります(琴浦町)。良質な水・土壌で、牛を飼い、乳を搾ることの意味と意義を自らに問い続けながら、今日まで酪農に従事してきた証がこの牛乳です。こだわりは、ごくごく自然なことです。

・健康な牛から搾られる生乳であること。
・人と牛にとって心地よい環境であること。
・先進技術と衛生管理を追求し続けること。

 当たり前のことを貫き通すことが本当に難しい今日、気持ちの伝わる牛乳を届けようという想いの結実がこの牛乳となりました。牛をつなぎとめることなく、放し飼いで、自由に動き、えさを食べることのできる牛舎で、選び抜いた飼料で育てられた牛から搾られる生乳だからこそ味わえる風味ですね。

 先日、米子市長砂町にある8年目を迎えるタルトの名店「洋菓子kocon」にお邪魔したところ、お店で使っているのは岸田牧場の牛乳とのこと。「美味しいですよね~」と店主さんと話が盛り上がりました。鳥取県の大山(だいせん)山麓、琴浦町にある岸田牧場が手がけるブランド牛乳「牛乳便り」です(2001年頃から販売)。この牛乳は、生産者の想いが詰まった「手紙」のような温かみと、こだわり抜いた品質で、地元の人々やグルメな方々の間で非常に高い評価を得ています。牛乳と一緒に、“手紙のように想いを届けたい”という思いが込められています。個人宅や飲食店など多くの固定客に支持されている人気商品です。パッケージには、なぐり書きのような「牛乳便り」の文字と、切手に見立てた牛の写真がデザインされています。「おいしさだけでなく、生産者の想いまで届けたい」というメッセージが込められているのでしょう。最初はわずか11本の個人配達から始まったそうですが、その評判が口コミで広がり、今では地域の顔となるブランドになっています。スーパーの大量流通品とは違い、「顔の見える牛乳」「物語のある牛乳」として、一般的なスーパーではなかなか見かけない「ちょっとレアな牛乳」としても知られています。

 岸田牧場の最大の特徴は、牛の育て方です。

◎放し飼い式(フリーストール): 牛をつなぎ止めず、牛舎内を自由に動き回れる環境で育てています。ストレスが少ない健康な牛から搾ることで、質の高い生乳が生まれます。

◎独自のブレンド: 異なる品種の牛を飼育し、その生乳を黄金比でブレンド。これにより、濃厚さと飲みやすさを両立させています。無脂乳固形分8.6%以上、乳脂肪分3.6%以上。

 ひと口飲むと牛乳本来の甘みとコクがしっかり感じられますが、後味は驚くほどさらりとしています。「牛乳特有の臭みがなくて飲みやすい」と、牛乳が苦手だった人がファンになることも多いそうです。その品質の高さから、地元の飲食店やパティスリーでも、料理やスイーツの材料として指名買いされるほどの信頼があります。もし見かけたら、まずはキンキンに冷やしてストレートで飲んで、その「透明感のある甘み」をぜひ体感してみてください。♥♥♥

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