「農場の法則」

 中学・高校と、定期試験に「一夜漬け」で臨んだことのある人は多いことでしょう。それで試験の結果はどうでしたか?私は一夜漬けは大嫌いで、生徒達にも常に戒めていますが、必ずしも悪い結果ではなく、時には良い点がとれたこともあったことでしょう。会社や学校のようなシステムの中では、ゲームの一定のルールを学べば、ある程度までは、短期間にごまかすことはできるのです。これを「学校の法則」と言います。

*最近、学校訪問いただいた尾道北高の松井 太教頭先生のご教示によれば、このような「ごまかし勉強」は、(1)学習範囲を限定し、(2)要点整理などを自分でやらずに他人のものを代用する、(3)機械的暗記志向、(4)単純反復志向、(5)過程の軽視傾向(結果主義)、などがその特徴と言えるようです。

 ではそれが農場であったらどうなるでしょう。収穫直前に種を蒔き、急いで水をあげ、肥料を蒔き、世話をし、それで実がなることはあるでしょうか?答えはNOですね。農場では、春に種を蒔き、夏に手を入れをし、毎日毎日水をあげて初めて秋に収穫を得る。自然のシステムの中では、必要な務めを果たさなければ収穫はないのです。これを「農場の法則」と呼びます。

 人間の成長はどちらの法則に支配されていると思いますか?当然、後者ですね。勉強も「狩り」ではなく「農耕」だと、いつも生徒達には戒めているんです。基礎基本の土台をしっかり固めてから、その上にさまざまな応用を重ねていく、まさに農耕そのものです。そこいらにいる獲物を偶然性に左右されながら狩るようなものではなく、じっくりと種から育てる農業のように、計画性を持って必要な段階を経ながら,日々努力し、最後に大きな収穫に至るものなんです。「農場の法則」、肝に銘じておきましょうね。

 今日も私のブログをのぞいていただきありがとうございました。また新しい仕事の依頼がありました。いつになったらのんびりできるんでしょうね??

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