やまない雨

 「やまない雨はない!」 苦しみにもがき、何とか希望の光を見いだそうとして頑張っている人を慰めたり、励ましたりする際によく使われる言葉ですね。でも私の経験では、実際には「雨はやまない」「雨は常に降り続く」と考えておくべきものだと思います。それよりもカサ(自分の夢)を持ってひるまずに歩き続ける。今後の「天候不順」にどう対応して、どう乗り切っていくか、に心を砕くべきです。天気予報は雨、ずっと雨。晴れるのを待つのではなく、やまない雨の中をひるまずに歩き続けることのできる人だけが、目標のゴールにたどり着けるのです。

 ついでにもう一つ。「ナンバーワンにならなくていい。オンリーワンでいい。」という言葉も一時流行りましたね。そんなにあくせく頑張らなくてもいいよ、と。でもよく考えてみたら、オンリーワンということはナンバーワンということと一緒なんですね。戦後まもなく、ウォルト・ディズニー世界にただ一つしかないディズニーの世界を新しく作ろうとしました。そのために「今から我々はディズニーの世界を作るのだから、世界の他の遊園地を見学する必要はない。もし見学に行くなら、すでにあるものを真似しないために行ってこい」と部下に命令しています。死んでも真似するな!、という厳命です。また友人が親切にアイデアを提供してくれたとしても、それは絶対に採用してはならない、そのアイデアはその人のモノだから、我々はあくまでも我々のものだけで、理想の遊園地を作ろう、と固い決意で臨んだのです。“Not Invented Here”(ここで発明されていない)ものは、一切ディズニーの世界には持ち込まないという精神です。そうしてできたのがあのディズニーランド。オンリーワンを実現しようと思ったら、これぐらいに並々ならぬ決意と努力が必要だ、ということを覚えておきましょう。何もしなくていいですよ、そのままでいいんですよ、では決して何も生まれません。私はそう思います。

▲紅陵祭での華道部生徒の作品

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