OEDやCODなどによれば、次の(a)型、(b)型の両形が可能であることは間違いなさそうです。意味はどちらも「勝手に…する」です。
(a) take the liberty of doing (b) take the liberty to do
実際、『ヤングジーニアス英和辞典』『Eゲイト英和辞典』『グランドセンチュリー英和辞典』『ユースプログレッシブ英和辞典』などが、両方の形を何の注記もなしに併記しています。わずかに、『アクティブジーニアス英和辞典』だけが、(b)型を「今はまれ」と注記しているのが目に留まるぐらいでしょうか。私たちの『ライトハウス英和辞典』では、(a)型のみを取り上げて、(b)型は無視しています:May I take the liberty of calling on you tomorrow?(勝手ながら明日お伺いしてもよろしいでしょうか)
こういうコロケーションに強いBBI(2009)を見ても、(a)型の用例のみを示すだけなので、著者のイルソン博士に伺ってみました。するとイギリス英語では“(b) is not really used now“との回答でした。アルジオ博士も「両方とも文法的で、(b)型も廃用ではないが、圧倒的に(a)型の方が普通」とのことでした。そんなわけで、私たちの『ライトハウス英和辞典』では、学習英和辞典として、(a)型のみを示しているのです。以上、学習辞典の舞台裏のお話しでした。
今日は兵庫県立津名高等学校の真鍋伊作先生より、ユメタンの英単語のチェックリストをお送りいただきました。「ダウンロードサイト」に登録させていただきます。真鍋先生どうもありがとうございました。
-
センターレベル英単語
-
上級レベル英単語 & 上級レベル英単語2 兵庫県立津名高等学校 真鍋伊作先生ご提供