torture

 毎日2年生に『音読英単語 必修編』(Z会)の単語テストを課して、満点の8割以下は追試を行っています。その中で出てきたtorture(拷問、拷問する)という単語が覚えられないと生徒がこぼします。そんなときにどういった助け船を出してあげますか?私だったら、英語のtort「ねじる」という基本義だ、ということに注目させます。手や足をねじられるというイメージを想像してみてください。「拷問」に簡単に結びつきますね。英語のtortoise(亀)も、亀の写真を見せてやると、足がねじられた形をしています。これもtortから来ている語です。さらには、distort(歪曲する)も事実をねじ曲げる、retort(口答えする)も言葉をねじ曲げて返す、と理解するようになればしめたものです。ボンカレーなどの「レトルト」もretortと言いますが、これがなぜ「ねじる」つながりになるのか、分かりますか?torment(悩ませる)という動詞もねじられるという基本義からよく分かりますよね。extort(搾取する)、contort(曲げる)、torch(たいまつ)、tornado(竜巻)、tort(不正行為)などへとどんどん発展していきます。ライトハウス英和辞典』(第6版)「単語の記憶(s.v. torture)欄で確認してみましょう。竹岡広信『ルーツで覚える英単語』(毎日新聞社)pp.236-239も参考になります(この本は英単語のドラマに焦点を当てておりとても面白く読める本です。竹岡先生とは七年前に松江北高生徒のために特別授業に来て頂き、それ以来のお付き合いです。当時私は心筋梗塞の手術を受けたばかりで日赤に入院していましたが、病院を抜け出してお会いに行きました。竹岡先生も、英語の勉強は語彙の勉強に始まり、語彙の勉強に終わる、とおっしゃられ、「単語学習」を強調されます。最近も「産経ビズ」で勉強法を語っておられました。面白い記事ですのでご覧下さい。⇒コチラ

 こういう語彙の勉強をすることで、大学へ行ってからも、さらに社会人になってからも英語の勉強を続けることができます。大学入試に合格することだけを目標にしていたのでは、あまりにも情けないと思っています。興味のある方は、私の自費出版冊子『英単語はアタマ・オナカ・シッポで攻略だ!』(2011年)をご覧ください。「いい先生は分かりやすく教える 優れた先生は生徒に考えさせる 偉大な先生は生徒に火をつける」という有名な言葉を、現在担当している教育実習生に贈りました。なかなかその域にはいきませんが、少なくとも心ではそういう教師を目指したいものです。IMG_2092

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