lamely

 以前「英語の副詞って難しい!」と題して、副詞の問題点について書いたことがあります。⇒コチラです。私がいろいろな所に書いたlamelyという副詞も、これに相当します(現代英語の語法観察」『研究紀要』第21号 島根県立松江南高等学校、1996年、「現代英語の語法観察(3)」『研究紀要』第44号 島根県立松江北高等学校など)。形容詞lameが「足が不自由な」から、副詞のlamelyを辞典によっては「びっこをひいて、不自由な足取りで、よたよたと」しか収録がない英和辞典もあります。ひどいのは~lyと追い込みで載せるだけで非常に軽視しているものもちらほらと。この副詞は言い訳などに使い「下手に、弱々しく」という意味が普通です。a lame excuse(下手な言い訳)の副詞用法と考えるべきなのです。コーパスを利用した最近のイギリスの学習辞典の語義や用例を見ていただければ、納得していただけることでしょう(LEOCE4, OALD8,MED)。=feebly, weaklyとかパラフレーズしていますね。Sinclair(1987)も鋭くそのことを指摘していました。実際の使用例を挙げておきましょう。sayに代表される「発言動詞」との共起に注意したいですね。

 It was a story that had taken on validity as it grew, the Post explained, rather lamely, and “assumed a newsworthiness it ever should have had.” ―Los Angeles Times, Sept.13, 1988

 ”I didn’t know these statistics were gathered,” David said lamely. ―R.Cook, Fatal Cure.

 ”He ran out into the raod,” she said lamely. “I hit the brake and … I’m sorry. Really. I am.” ―Ed McBain, There Was a Little Girl. 

 この意味で、「(論拠・説明などが)あやふやに、たどたどしく say[explain] lamely たどたどしく述べる[説明の仕方がへたである]」という『アクティブ・ジーニアス英和辞典』や「(言い方などが)弱弱しく、下手に」という『ライトハウス英和辞典』の示し方は的を得ていると言えましょう。

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