宮沢賢治先生のことば

一、私が先生になったとき
  自分が真理から目をそむけていて
  どうして子どもたちに
  ほんとうの事が語れるのか

一、私が先生になったとき
  自分が人生に理想をもたないで
  子どもたちにいったい
  どんな夢が語れると言うのか

一、私が先生になったとき
  自分が未来から目をそむけていて
  どうして子どもたちに
  明日のことが語れるのか

一、私が先生になったとき
  自己との闘いから目をそむけて
  どうして子どもたちに
  勇気を出せと言えるのか

一、私が先生になったとき、
  自分が仕事に誇りをもたないで
  どうして子どもたちに
  胸を張れと言えるのか

 あの宮沢賢治先生のことばです。胸を打ちます。私は、島根県の教員になったばかりの辞令交付式で、「教育する」の意味の英語動詞educateは、ex+duce+ate「外に導き出す」が語源であることを述べ、生徒の秘められた能力を引き出すべく、この私たちに課せられた責務に果敢に挑んでいきたい、と決意を述べました。今から37年前のことです。懐かしく思い出しました。

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