エイプリル・フールの英語

april fools day calendar icon... 今日は4月1日、「エイプリル・フール」です。この日になると、思い出される英語表現があります。「四月バカ」April Fools’ Dayという英語です。当時購読していたアメリカの新聞・雑誌や小説で出会うのは、ほぼ全てApril Fool’s Dayという表記であるのに、欧米の辞典も英和辞典も判で押したようにApril Fools’ Dayでの収録でした。「あれ?なぜだろう?」疑問に思った私はいろいろと調べてみることにしました。調査結果については、以前にもこのブログで詳しく紹介していますのでご覧ください。⇒コチラです 

 当時日本で入手できるすべての英米の新聞の、4月1日版をかき集めて調べたり、アメリカの友人に頼んで、4月1日付けの各地の新聞をごっそり送ってもらったりして表記を確認しました。さらには英米の辞書編集者に確認を取ったり、言語学者に使用実態を問いただしたりもしました。その結果を、岩崎研究会で、八幡成人 「語法ノート April Fool’s Day」 Lexicon, No.17(1988)(岩崎研究会)に発表しています。このようなズレの原因は、英米の辞典を丸写ししてしまうからです。自分たちでちゃんと疑問を持ってフィールドワークを行えばすぐ気が付くことですが、手間を惜しんで、そのまま英米の辞典の記述を鵜呑みにして載せてしまうことが原因です。最新の『オーレックス英和辞典』(第2版)や『小学館プログレッシブ英和中辞典』が、依然としてApril Fools’ Dayのみの表記でお茶を濁しているのは、こういうことを示しているのです。私たちの『ライトハウス英和辞典』の記述と見比べてみてください。細かいことのようですが、こうした裏付け作業の有無を感じ取っていただけたら嬉しく思います。当時は、毎週のように、故竹林 滋先生から、「~を調べてください」というメモ書きが届いていたことを懐かしく思い出します。私も本当によい勉強になりました。

 このような英語語法に関して気づいたことを、今までこのブログで書き溜めてきました。ご興味のある先生方は、 右の「アーカイブ」の下にある「カテゴリー」という書庫の中の「英語語法」をクリックしてみてください。辞典編集に関わるこぼれ話のリストが出てきます。興味を引いた項目をお読みください。

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