just nowが「今さっき、たった今」の意味で過去形と一緒に用いられることは、受験でも常識ですね。今日問題とするのは、次のような未来形との共起です。今でも学習辞典に収録されています。
[未来形・命令文と共に](今から)すぐに、やがて[アクティブジーニアス]
[未来形と共に]すぐに He'll do that just now.彼がすぐにそれをします
[ユースプログレッシブ]
すぐに I'll come just now.すぐに参ります。[グランドセンチュリー]
[ごく近い未来について]すぐに We must leave just now.もうおいとま
しなければなりません[スーパーアンカー]
[命令文・未来形を伴って]今すぐ I'll be seeing her just now.もうすぐ
彼女に会うことになっています。[プログレッシブ英和中]
[未来形と共に]今すぐに We're just now getting started.今すぐ始め
ます。[ウィズダム]
※わずかに「ジーニアス」に「未来の用法を不可とする人もいる」と注記が
あるのが注目される。
もうずいぶん前のことになりますが、私たち『ライトハウス英和辞典』の編集委員のアルトハウス先生(津田塾大学)は、ゲラにあった上のようなjust nowの用法に関して、「未来形と共にjust nowを用いるのは普通ではなく、標準の英語ではないと思う。間違いではないが、right awayやright nowに劣った代用品である」とコメントされました。故ボリンジャー博士にも確認を取りましたが、「アルトハウス教授に賛成する。このような文脈の中でjust nowを使うことには断固として反対である」との見解を示されました。改訂版以来、このような用法を収録せずに落としたのはこのような事情によるものです。学習辞典には全く不要の情報だと思います。手元の資料によれば、この報告を故竹林 滋先生に上げたのが、昭和63年1月5日とあります。にもかかわらず、いまだに、学習英和辞典にこのような用法が残っている理由は、もうおわかりですね。
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