悲観的に準備し楽観的に対処する

 昔、先輩の先生から教えていただいた言葉が、表題の「悲観的に準備し、楽観的に対処する」でした。若いころは、ソフトテニスの部活動でも、日頃はものすごいきつい練習をしていましたが、本番の試合では、興奮することもなく微笑みながら監督業に精を出していました。「練習」は絶対に嘘をつきませんでした。当時の生徒たちが、今では立派な指導者になっているのは、関わった教員として大変うれしい事です。

     「受験指導」も同じです。日頃はどんなに厳しくてもいい。最悪の状況を常に想定して、やれるだけの準備を徹底的に仕込んでいく。でもいざ本番の試験の時には、やさしく握手して送り出してやる。こんな精神で、今まで指導をしてきました。最悪だと思うのは、「日頃は楽観して、いざというときに悲観する」ことです。日頃、小さなことを見逃して、本番であたふた、これでは結果を出すことは難しいでしょうね。私たちは毎日やるだけのことをやっているでしょうか?案外、いろいろな「言い訳」を用意して、逃げてはいないでしょうか?私は、今年が教員生活最後の年なので、やれるだけの準備をして、本番を迎えたいと思って指導しています。人のせいにしたり、「自分たちの試合ができなかった」などという、たわけた言い訳だけはすまいと思っています。その点、長谷部キャプテンの「自分たちの力不足。それ以上でもなければそれ以下でもない」というコメントは見事でしたね。

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