語句整序問題の参考書 

 センター試験の第2問Cの「語句整序問題」(配点12点)を苦手にしている生徒がたくさんいます。今年のセンター本試験の3題の全国正答率を見ても、79.7%、48.4%、49.4%と、そのことははっきりと表れています。その原因は、私見では、(1)日本文が与えられていないために最終完成図が描けない(どんな意味になるのか?)、(2)語彙・熟語力不足、(3)基本的な文法力の不足、そして(4)解き方の戦略が分からない、が挙げられます。この問題はまぐれで正解は絶対にない所ですから、きちんと対策をしなければいけません。特に(4)に関しては、私は小さくつなげて大きくまとめる」という基本方針に、8つの着眼点」を、授業で指導しています。そして語彙・熟語力の強化を目指します。詳しくは、まもなく出来上がってくる私の『2015年度センター試験対策本~勉強の仕方』(自費出版)の該当ページをご参照ください(印刷所もお盆休みで少し時間がかかっています…)。

 さて、今日本屋さんで、この語句整序問題の克服に参考になりそうな本を見つけてきました。秀英予備校の三浦淳一先生の新刊『センター試験英語[語句整序]をIMG_421410時間で攻略する本』(中経出版、1080円)です。「10時間で攻略」はさすがに言い過ぎ(?)で、目立とうと編集部がつけたタイトルと想像しますが、とても分かりやすく解説しておられますよ。先生は5つの万能手順で「語句整序問題」を解くのだ、と力説しておられます。すなわち、①空所の前後をチェック!、②与えられた語句をチェック!、③熟語・パターン構文を発見!、④文法的思考で英文を組み立てる、⑤最終チェック(意味&文法)。なるほど、と思いながら読了。勉強させてもらいました。センター試験は、どの大問もこういう戦略を持って解答に臨まないと、なかなか高得点は取れません。残念ながら、こういった「解き方」の戦略を教えてくれる参考書は極めて少ないのが実態です(近くセンター試験「オススメの参考書」を公開します)。これは「語句整序問題」の「戦略」を教えてくれる良書です。上の手順を私なりに解きほぐしてみると、まず問題文を読み、与えられた文脈と選択肢から、どのような意味の英文になるのかを想像します。この完成図を描くということが非常に重要なところです。①は特に空所の後ろにヒントが転がっていることが多いようです。②は私の言う「8つの着眼点」にならって、つながる選択肢をつないでいきます。③そこで熟語や構文が作れないかどうかを見極めます。④は、今までに学習した基本的な文法・英文構成力の力の見せ所です。小さくつないで大きくまとめる」です。⑤の検算は大事ですね。特にここは、2か所マークする箇所なので、マークがずれないように注意が必要です。このようにして、語句整序問題は解くのですが、後は、慣れるために100題程度の問題を解いてみることをお勧めします。今年から問題文が会話文になり、最終完成図を描きやすくなっていますから、きちんと対策すれば他の人と差をつけることができます。それと最近は、1問ないしは2問、チョット難しめの問題が入れてあることも知っておきましょうね。

 みなさんは、上の三浦淳一先生のホームページをご覧になったことがありますか?とても参考になりますよ。私は『蛍雪時代』(旺文社)に連載を持っておられた時からのファンでして、先生の講座は全部コピーして取ってあります。ここには、先生が予備校で使っておられる資料等も公開されており、現場の教員にはとても参考になる勉強材料となっています。⇒コチラです 

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