「ハラダ」のラスク

◎週末はグルメ情報です!!

 ガトーフェスタ・ハラダ」は、創業百年の永きにわたって愛されている会社です。和菓子の製造業者として発足、製パンに着手したのは配給パン時代の昭和21年のことでした。以来今日まで「ガトーフェスタ・ハラダ」の高品質なパンは、姉妹品の洋菓子、和菓子とともに定評のあるところです。パンづくり60有余年の研究と経験から究極のフランスパンに到達し、そのフランスパンを用いて、ガトーラスク「グーテ・デ・ロワ」を完成させました。私は、昔からラスクには目がなくて、松江南高校すぐ近くの「ローズ」のラスクを好んで食べていました。でも、このお店が潰れてしまい、現在は美味しいラスクのお店が近くにはないんです。全国大きなデパートには、ハラダ」のお店があるので、私はいつもお土産に買って帰り、喜んでもらっています。先日、博多の「阪急デパート」地下のお店では、ハロウィンデザインの、今日はクリスマス仕様のラスクを買って帰りました。サクサクと美味しくいただけます。

フランスでは、お茶会のことを「グーテ・デ・ロワ(王様のおやつ)」といい、贅沢で楽しいこととされています。フランスの食文化のシンボルと言われている良質なフランスパンをラスクに仕上げました。どうぞバター風味の芳ばしい「王様のおやつ」を、ご賞味、お楽しみください。
(ガトーラスク・グーテデロワの包装紙より)

 フランスパンをラスクにしているんですね。ハラダのラスクは一袋に2つずつ入っています。一番有名なのは「グーテ・デ・ロワ」というラスクです(写真)。他にはホワイトチョコレートやワインに合うソムリエなどもあります。

ガトーフェスタハラダ(グーテ・デ・ロワ)

 同社は創業100 年の歴史をもつお菓子メーカーですが、その起源は高崎市新町の片隅で、地域の学校給食用のパンを作りながら細々と経営を続けてきたお店でした。古い店舗兼住宅の居間で営業をしていました。わずか10年で群馬県の小さな洋菓子店が、東京はおろか今や全国でその名をしられる大人気菓子メーカーになるとは、いったい誰が想像したでしょうか?転機が訪れたのはラスク「グーテ・デ・ロワ」 の誕生、バターを塗ったフランスパンに砂糖をのせて焼いたシンプルな洋菓子のラスクです。「安くて美味い」、ご近所のお年寄りたちの間で評判になり、彼らが群馬県内の親戚、知人への盆暮れの挨拶にこのラスクを贈り始めたことから、口コミで徐々に広がっていきました。グーテ・デ・ロワ」(王様のおやつ) と命名されたこのラ スクが誕生した10 年前、同社の従業員数はわずか15 人。知人の工場の一角を借りて、地元の学校給食用パンの生産をしていた、どこの町にもあるごくふつうのお菓子屋さん兼パン屋さんでした。なぜこんな大成功ができたのでしょうか?それは、どうせ作るなら日本一美味しいラスクを作りたかった」という並々ならぬ決意でした。本気で日本一を目指したところに、勝因の一つがありました。まず彼らが取り組んだことは、日本全国で売られていたラスクを全て集めて試食をし、そしてそれらすべての味を凌駕するという道筋を描き、実行していったのです。その奮闘ぶりを象徴するのが当初、彼らがラスク作りに「カルピスバター」を使用していたことです。これはあの有名な“カルピス”の製造過程でできる最高級のバターで、量が極めて少ないことから入手困難なものとして知られています。その「カルピスバター」を手に入れてラスク作りを始めたという一点で、同社の日本一に対するこだわりの強さが十分に伺えました。グーテ・デ・ロワ」 のメガヒットをきっかけに事業規模はうなぎ登りとなり、いまや松屋銀座店、京王百貨店新宿店、東武百貨店池袋店、阪神百貨店梅田本店等々、日本を代表する百貨店に堂々たる店舗を構えるまでになりました。今でこそ「ガトーフェスタ・ハラダ」は商品力、マーケティング力、地道な営業力等々、どれをとっても優れた一流企業に成長しましたが、元をたどれば群馬と埼玉の県境に近い、少子高齢化の進む田舎の中小菓子メーカーでした。私はこのハラダの店構えと味がとっても気に入っています。 ❤❤❤

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